「給付付き税額控除」という新しい支援策の議論が始まっています。
「減税と給付がセットになるらしいけど、税金を払っていない非課税世帯はもらえるの?」
「一体いつから、いくらくらい貰えるの?」
といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
この記事では、現在検討されている給付付き税額控除について、非課税世帯が対象になるのか、そして気になる開始時期や金額の見通しを、分かりやすく解説します。
給付付き税額控除は非課税世帯も対象?いつからいくら貰える?

結論から:給付付き税額控除は非課税世帯も支援対象になる見込み
結論からお伝えすると、給付付き税額控除は、所得が少なく所得税や住民税を納めていない非課税世帯の方々も支援の対象となる可能性が高い制度です。
この制度は、所得が低いために減税の恩恵を受けにくい低所得者層へ、直接的な支援を届けることを大きな目的として議論されています。
ただし、2025年9月現在、制度の導入はまだ正式に決定しておらず、政府・与党内で議論が進められている段階です。
そのため、具体的な開始時期や給付額は決まっていませんが、この記事では、給付付き税額控除がどのような仕組みなのか、誰が対象になりそうか、そして過去の類似制度から今後の見通しについて詳しく解説していきます。
そもそも「給付付き税額控除」とは?従来の制度との違い
まず、給付付き税額控除がどのような制度なのか、これまでの支援策との違いを整理してみましょう。
給付付き税額控除の仕組み
給付付き税額控除とは、所得税などの税金を減額する「税額控除」と、現金を支給する「給付」を組み合わせた新しい支援策です。
主な目的は、本来納めるべき税金が少ないために減税のメリットを十分に受けられない中低所得者層に対して、控除しきれなかった分を給付金として補うことで、実質的な手取り収入を増やすことにあります。
従来の制度との比較
これまでの定額減税や給付金とは、以下のような違いがあります。
- 定額減税との違い2024年に行われた定額減税は、納税額から一定額を差し引く仕組みでした。そのため、所得税や住民税を納めていない非課税世帯は、減税の対象外となっていました。一方、給付付き税額控除は、こうした非課税世帯にも「給付」という形で支援が届く点が大きな違いです。
- 給付金との違い従来の給付金は、「非課税世帯に一律10万円」といった形で、特定の条件を満たす世帯に一律の金額が支給されるケースがほとんどでした。これに対し、給付付き税額控除は、個々の所得に応じて控除額や給付額を調整するなど、よりきめ細かい支援が想定される点で異なります。
給付付き税額控除の対象者は?
制度の目的から、支援の対象者は非課税世帯を含む低所得者層が中心になると考えられます。
非課税世帯は対象になる?
制度の趣旨が「減税の恩恵を受けにくい層への支援」であることから、所得税や住民税が非課税の世帯は、支援の主な対象となる可能性が非常に高いです。減税という形ではなく、給付金の支給という形で直接的な支援が届くことになるでしょう。
その他の対象者
非課税世帯以外にも、以下のような方々が対象に含まれると想定されます。
- 住民税均等割のみ課税世帯過去の給付金制度でも、非課税世帯に準じる支援対象として含まれるケースが多く、今回も対象となる可能性が高いと考えられます。
- 低所得の課税世帯所得税や住民税を納めてはいるものの、納税額が少なく、税額控除の全額を引ききれない世帯も対象です。この場合、減税しきれなかった差額分が給付されることになります。
【参考】住民税非課税世帯の年収目安
ご自身が対象になるかどうかの参考として、過去の給付金などで基準とされた住民税非課税世帯の年収目安をご紹介します。
お住まいの自治体や家族構成によって基準は異なりますので、あくまで一般的な目安としてご覧ください。
| 世帯類型 | 給与収入の目安 |
| 単身者 | 100万円以下 |
| 夫婦世帯 | 156万円以下 |
| 夫婦と子1人世帯 | 205.7万円以下 |
対象外になる可能性のあるケース
注意点として、過去の給付金制度と同様の基準が適用された場合、世帯全員が、住民税が課税されている親族(親や子など)に扶養されている場合は対象外となる可能性があります。
例えば、親の扶養に入っている学生の一人暮らしなどがこれに該当します。
いつから始まる?給付額はいくら?
現時点で最も気になるのが「いつから」「いくら」という点ですが、これらはまだ決まっていません。
開始時期
2025年9月時点では、制度設計の議論が始まったばかりであり、具体的な開始時期は全く決まっていません。
今後、政府・与党内での議論、国会での法案審議などを経て正式に決定されるため、最新の公式発表を待つ必要があります。
給付・減税額
給付額や減税額についても、現時点では未定です。誰を対象に、どの程度の規模で支援を行うかという根本的な部分から議論されている段階です。
【参考】過去の給付・減税額
金額は未定ですが、今後の制度設計を占う上で、過去に行われた類似の支援策が参考になるかもしれません。
- 2024年の定額減税:1人あたり合計4万円(所得税3万円、住民税1万円)
- 2023年~2024年の非課税世帯への給付金:1世帯あたり7万円~10万円
- 低所得の子育て世帯への子ども加算:子ども1人あたり5万円
これらの金額がそのまま適用されるわけではありませんが、政府が支援規模を検討する上での一つの目安になる可能性は考えられます。
<参考>
財務省財務総合政策研究所 – 「ベーシックインカムと給付付き税額控除」
まとめ:給付付き税額控除は非課税世帯も対象?いつからいくら貰える?
この記事のポイントをまとめます。
- 給付付き税額控除は、これまでの減税策では支援が届きにくかった非課税世帯を含む低所得者層への新しい支援の形として注目されています。
- 所得に応じて減税と給付を組み合わせることで、より幅広い層に支援を届けることを目指す制度です。
- ただし、2025年9月現在、具体的な開始時期、給付額、対象者の詳細な条件などは何も決まっていません。
- 今後、政府から正式な発表がありますので、必ず公式サイトなどで最新の情報を確認するようにしてください。
新しい情報が発表され次第、この記事でも内容を更新していく予定です。
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