この記事では、2025年3月24日から始まった「マイナ免許証」制度における、3つの異なる運転免許証の持ち方について解説します。
従来の運転免許証に加えて、マイナンバーカードと一体化させることで、私たちのカーライフや行政手続きはどう変わるのでしょうか?
「マイナ免許証のみを持つ」「運転免許証とマイナ免許証の2枚を持つ」「従来の運転免許証のみを持つ」という3つの選択肢があります。どのようなメリット・デメリットがあるのかを詳しくご紹介。ご自身のライフスタイルやニーズに合わせて、最適な持ち方を選びましょう。
さらに、マイナ免許証の申請手続きはどこで、いつからできるのか、必要な持ち物は何なのかといった疑問にもお答えします。運転免許センターや警察署での手続きの流れ、オンライン申請の可能性、そして気になる手数料についても詳しく解説。スムーズにマイナ免許証へ移行するための情報を網羅しています。
制度開始直後で情報が錯綜しがちな今こそ、この記事を読んで、マイナ免許証に関する正しい知識を身につけ、賢い選択をしましょう。
<記事の参考にしました>
≫警視庁「令和4年改正道路交通法(マイナンバーカードと運転免許証の一体化・オンライン更新時講習)」
マイナ免許証とは? 3つの持ち方について、メリット・デメリット

マイナンバーカードと運転免許証を一体化した「マイナ免許証」の手続きについて、以下に詳細をまとめます。
令和7年3月23日(日)は、関連するシステム・機器をマイナンバーカードと運転免許証の一体化に対応するものに一斉に切り替えるため、免許関係事務は全国一斉に停止することとしています。更新期間に令和7年3月23日(日)が含まれる方は御注意ください。
マイナ免許証とは?
マイナ免許証とは、運転免許証の情報をマイナンバーカード(個人番号カード)のICチップに記録し、マイナンバーカードを運転免許証として利用できるようにしたものです。
この制度は、2025年3月24日から全国で運用が開始されました。
特徴
- マイナンバーカードと運転免許証を一体化することで、カードを1枚にまとめることができます。
- 従来の運転免許証とマイナ免許証の併用(2枚持ち)や、従来の運転免許証のみを保持する選択も可能です。
記録される情報
マイナ免許証には以下の情報がICチップに記録されます。
- 免許証番号
- 免許の取得年月日
- 有効期限
- 免許の種類および条件
- 顔写真
メリット
マイナ免許証を作るメリットは以下の通りです。
- 住所変更や氏名変更の手続きが簡単化
市区町村役場での手続きのみで、警察署や運転免許センターへの届出が不要となります(ワンストップサービス)。 - 免許更新時の講習がオンラインで受講可能
優良運転者や一般運転者は、自宅で都合の良い時間に講習を受けられるため、更新手続きにかかる時間が短縮されます。 - 更新手数料が安くなる
マイナ免許証のみを選択すると、従来の免許証よりも新規取得や更新時の手数料が安くなります。 - カード1枚で管理が可能
マイナンバーカードと運転免許証を一体化することで、持ち歩くカードが減り、管理が簡単になります。 - 住所地以外での更新手続きが迅速化
居住地以外でも即日で更新手続きが完了するなど、利便性が向上します。 - 申請期間の延長
更新手続きの申請期間が延長され、柔軟なスケジュールで対応可能になります。 - 身分証明書としての利便性向上
運転免許証とマイナンバーカードをまとめることで、身分証明書としての利用機会が広がります。
これらのメリットにより、マイナ免許証は利便性やコスト面で多くのメリットが得られます。
ただし、一部条件や事前準備が必要な場合もあるため、詳細を確認してから導入することをおすすめします。
注意点
- マイナンバーカード自体に免許情報は印字されず、ICチップ内に記録されるため、券面から直接確認することはできません。
- 紛失時には再発行に時間がかかる場合があります。
- 海外で運転する際には、従来の運転免許証が必要になる場合があります。
マイナ免許証は義務ではなく、利用するかどうかは任意で選択できます。
利用を希望する場合は、運転免許センターなどで手続きを行う必要があります。
免許証には3通りの持ち方がある(2枚持ちも可能)

以下は、警察庁のホームページからの抜粋です「3つの免許証の持ち方が可能になります」
令和4年の道路交通法の改正により、マイナンバーカードと運転免許証の一体化に関する規定が整備され、令和7年3月24日(月)に全国で運用開始となります。
以下の3つの免許証の持ち方が可能になります。
①
運転免許証の免許情報が記録されたマイナンバーカード、
いわゆるマイナ免許証のみを保有すること
②
マイナ免許証と運転免許証の双方を保有すること
③
従来の運転免許証のみを保有すること
※ 自動車等の運転の際は、免許証又はマイナ免許証のいずれかを携帯する必要があります。
マイナ免許証に記録される情報は
〇 マイナ免許証の番号
〇 免許の年月日及びマイナ免許証の有効期間の末日
〇 免許の種類
〇 免許の条件に係る事項
〇 顔写真
等があり、マイナ免許証のICチップに記録されます(マイナンバーカードの券面に免許に関する事項は記載されません。)。
運転免許証の保有方法は、2025年3月24日からの「マイナ免許証」導入により、以下の3通りから選択できるようになりました。
(1)マイナ免許証のみを持つ
マイナンバーカードを運転免許証として利用し、従来の運転免許証を返納する方法。
メリット
- カードが1枚にまとまり、管理が簡単。
- 住所変更や氏名変更などがワンストップで完結。
- 手数料が最も安い(新規取得時1550円、更新時2100円)。
注意点
- マイナンバーカード紛失時に本人確認手段が制限される。
- 海外で従来の運転免許証が必要な場合には不便。
(2)運転免許証とマイナ免許証の2枚持ち
マイナンバーカードを運転免許証として利用しつつ、従来の運転免許証も引き続き保有する方法。
メリット
- マイナンバーカード紛失時でも従来の運転免許証で代用可能。
- 海外で従来の運転免許証が必要な場合にも対応可能。
注意点
- 手数料が最も高い(新規取得時2450円、更新時2950円)。
- カードが2枚になるため管理が煩雑。
※2枚持ちに関する詳細 ≫マイナ免許証 2枚持ち 手続き方法は?メリットとデメリットは?
(3)従来の運転免許証のみを持つ
マイナンバーカードは利用せず、従来通り運転免許証のみを保有する方法。
メリット
- 現在と同じ使い方ができるため、新しい仕組みに慣れる必要がない。
- マイナンバーカードを持っていない人でも利用可能。
注意点
- 手数料が高くなる(新規取得時2350円、更新時2850円)。
- 従来どおり警察署や運転免許センターで住所変更手続きが必要。
どの持ち方がおすすめか?
利便性重視: 手続き簡略化やカード管理を重視するなら「マイナ免許証のみ」がおすすめ。
安全性重視: 紛失リスクや海外利用を考慮するなら「2枚持ち」が適しています。
現状維持派: 新しい仕組みに抵抗がある場合は「従来の運転免許証のみ」が安心です。
それぞれのライフスタイルやニーズに合わせて最適な選択肢を選びましょう。
\こんなYouTubeでの意見もあります/
【超必見】2025年3月からマイナ免許証がスタート!持つならば絶対に従来の運転免許証との2枚持ちにすべき理由とは?
マイナ免許証のメリットとデメリット

マイナ免許証のメリット
カードが1枚にまとまり、管理が簡単になる
運転免許証とマイナンバーカードが一体化するため、財布の中のカードの枚数を減らすことができ、紛失のリスクも軽減されます。
住所変更や氏名変更などの手続きが簡略化される(マイナ免許証のみ保有者)
マイナ免許証のみを保有する場合、市区町村の窓口で住所変更などを済ませれば、原則として警察署や運転免許センターでの手続きが不要になります。
オンラインでの更新時講習が可能になる(優良・一般運転者、一定の条件を満たす場合)
自宅などで都合の良い時間に更新時講習を受講できるようになり、運転免許センターなどに出向く手間が省けます。
更新手数料が安くなる場合がある(マイナ免許証のみ保有者)
従来の運転免許証のみを保有する場合と比較して、更新手数料が低く設定されています。
本人確認の信頼性が向上する
ICチップに様々な情報が記録されるため、券面偽造のリスクが低減し、より確実な本人確認が可能になります。
将来的には様々なサービスとの連携が期待できる
マイナンバーカードの機能と連携することで、オンラインでの様々な行政手続きや民間サービスへの利用が期待されます。
マイナポータルで免許情報の確認や更新のお知らせが受け取れる
自身の免許情報をオンラインで確認したり、更新時期の通知を受け取ったりすることができます。
マイナ免許証のデメリット
マイナンバーカードを保有している必要がある
マイナ免許証を利用するには、事前にマイナンバーカードを取得しておく必要があります。
マイナンバーカードの紛失時に本人確認手段が制限される(マイナ免許証のみ保有者)
マイナ免許証のみを保有している場合、マイナンバーカードを紛失すると、運転免許証だけでなく本人確認書類も同時に失うことになります。
海外で従来の運転免許証が必要な場合がある
国や地域によっては、マイナ免許証が運転免許証として認められない場合や、従来の運転免許証の提示を求められることがあります。
ICチップの読み取り環境が必要となる場合がある
ICチップに記録された情報を利用する際には、専用の読み取り機が必要となる場合があります。
システムトラブル時に影響を受ける可能性がある
システム障害などが発生した場合、マイナ免許証の利用や関連手続きに支障が出る可能性があります。
2枚持ちの場合、手数料が高くなる
従来の運転免許証とマイナ免許証の両方を保有する場合、手数料が最も高くなります。
カードが2枚になるため、管理が煩雑になる(2枚持ちの場合)
2枚のカードを別々に管理する必要があり、紛失のリスクも高まります。
新しいシステムへの慣れが必要となる
従来の運転免許証のみを利用してきた人にとっては、新しいシステムや手続きを理解し、慣れる必要があります。
ゴールド免許を持っている場合のメリット
ゴールド免許をお持ちの場合のマイナ免許証について、重要な点は以下の通りです。
マイナ免許証の券面表示
マイナ免許証のICチップには、従来の運転免許証と同様に、色区分として「優良(ゴールド)」の情報が記録されます。
ただし、マイナンバーカードの券面には運転免許に関する情報は原則として記載されません。したがって、マイナ免許証の券面を見ただけではゴールド免許であるかどうかは分かりません。
マイナ免許証の情報を確認するには、マイナポータルアプリや対応するICカードリーダーなどの読み取り機器が必要です。
マイナ免許証を持つゴールド免許保持者のメリット
オンライン更新時講習の対象となる
一定の条件を満たすゴールド免許(優良運転者)の方は、自宅などでオンラインで更新時講習を受講できるようになります。
これにより、運転免許センターなどに出向く手間が省け、講習手数料も対面講習より安くなる場合があります。
住所変更手続きの簡略化(マイナ免許証のみ保有者)
マイナ免許証のみを保有する場合、住所変更を市区町村の窓口で行えば、警察署などでの手続きが原則不要になります。
カードの一元化
運転免許証とマイナンバーカードが1枚になるため、管理が楽になります。
マイナ免許証を持つゴールド免許保持者の注意点
マイナンバーカードの携行が必要
もちろん、運転時にはマイナンバーカードの携行が必須となります。紛失した場合の影響は大きくなります。
海外での利用
国や地域によっては、マイナ免許証が運転免許証として認められない場合や、従来の運転免許証の提示を求められることがあります。渡航前に確認が必要です。
券面でのゴールド免許の視認性
券面を見ただけではゴールド免許であることが分からないため、保険の手続きなどで提示する際に、ICチップの情報を読み取る必要がある場合があります。
3つの運転免許証の保有方法
ゴールド免許をお持ちの方も、2025年3月24日以降、以下の3つの運転免許証の保有方法を選択できます。
- マイナ免許証のみを持つ: 従来の運転免許証を返納し、マイナンバーカードを運転免許証として利用します。
- 運転免許証とマイナ免許証の2枚を持つ: マイナンバーカードを運転免許証として利用しつつ、従来の運転免許証も引き続き保有します。
- 従来の運転免許証のみを持つ: マイナンバーカードは利用せず、従来通り運転免許証のみを保有します。
ご自身のライフスタイルや利便性、安全性などを考慮して、最適な保有方法を選択することができます。
マイナ免許証のワンストップサービスについて
マイナ免許証のワンストップサービスとは、住所や氏名、本籍などの変更手続きを市区町村役場で一度行うだけで、警察署や運転免許センターでの追加手続きが不要になる便利な仕組みです。
このサービスによって、従来必要だった複数の窓口訪問が省略され、手続きの負担が大幅に軽減されます。
ワンストップサービスの仕組み
このサービスでは、市区町村役場での変更手続きがマイナンバーを通じて警察にも連携されるため、別途、運転免許証に関する変更届を提出する必要がなくなります。
対象者
このサービスの対象となるのは、マイナ免許証(運転免許証とマイナンバーカードが一体化したもの)のみを保有している方です。
運転免許証とマイナンバーカードの2枚持ちの方は対象外となるため注意が必要です。
手続き内容
市区町村役場で住所、氏名、本籍の変更を行うと、その情報が自動的にマイナ免許証にも反映されます。これにより、警察署などでの記載事項変更の手続きが不要になります。
必要な準備
ワンストップサービスを利用するには、以下の準備が必要です。
- マイナンバーカードに有効な署名用電子証明書が登録されていること(暗証番号6~16桁)。
- マイナポータルとの連携手続きおよび情報提供に関する同意を事前に済ませておくこと。
具体的な利用例
住所変更
引っ越し後、市区町村役場で住民票の住所変更を行えば、運転免許証の住所も自動で更新されます。
本籍変更
マイナポータルを通じてオンラインで申請を行うことにより、本籍の情報も更新されます。
氏名変更
結婚などによる氏名の変更も、市区町村役場で一度手続きをすれば、マイナ免許証に反映されます。
メリット
このサービスを利用することで、次のようなメリットがあります。
- 複数の窓口に行く必要がなくなり、手続きの時間が短縮される。
- 手続きが簡略化されることで、ミスや手間を減らすことができる。
- 一部の手続きはオンラインで完了でき、自宅からでも対応可能になる。
注意点
ワンストップサービスを利用するには、署名用電子証明書の登録やマイナポータルとの連携を事前に済ませておく必要があります。
また、状況によっては、ワンストップサービスの対象外となり、従来どおり警察署での手続きが必要になる場合もあります(例:マイナ免許証以外の形式を所持している場合など)。
マイナ免許証のワンストップサービスは、行政手続きの効率化と利用者の利便性向上を目的とした新しい仕組みです。
特に、引っ越しや結婚などで頻繁に情報変更が発生する方にとって、非常に便利で負担の少ない手続きを実現してくれるサービスです。
マイナ免許証の申請手続きの方法
手続の場所はどこで?
マイナ免許証の申請(ICチップへの免許情報記録)は、以下の場所で行うことができます。
- 運転免許センター
- 一部の警察署
ただし、全ての警察署で申請できるわけではありません。
詳細については、お住まいの都道府県警察のウェブサイトで確認するか、最寄りの運転免許センターまたは警察署に直接お問い合わせください。
一般的に、運転免許証の更新手続きと同時にマイナ免許証への切り替えを行うことができる警察署が多いようです。
マイナンバーカードの申請・交付は警察署では行えませんので、ご注意ください。マイナンバーカードをお持ちでない場合は、まずお住まいの市区町村でマイナンバーカードの申請を行う必要があります。
いつから?受付日時
2025年3月24日から実施されます。
マイナ免許証の申請(ICチップへの免許情報記録)が平日に限定されるかどうかは、申請を行う場所によって異なります。
運転免許センター
- 多くの運転免許センターでは、平日に申請を受け付けています。
- 一部の運転免許センターでは、日曜日にも申請を受け付けている場合があります。
- 土曜日、祝日、年末年始は休業しているところがほとんどです。
警察署
- 一般的に、警察署での申請は平日のみとなっていることが多いです。
受付時間は場所によって異なりますが、以下が一般的です。
- 平日:午前10:30~11:15、午後14:00~15:30
- 日曜日:午後15:00~16:00(場所による)
重要な注意点
- マイナ免許証の交付を希望する場合、免許センターのみの受付となっている場合があります。
- 受付時間や曜日、必要な手続きは都道府県や各施設によって異なります。
- 事前に必ず、お住まいの都道府県警察のウェブサイトで確認するか、最寄りの運転免許センターまたは警察署に電話で問い合わせることを強く推奨します。
結論として、マイナ免許証の申請は原則として平日に行うものと考え、土日祝日に申請を希望する場合は、事前に必ず確認するようにしてください。
必要な持ち物
手続きには以下のものが必要です。
- 有効期限内のマイナンバーカード
- 現在保有中の運転免許証
- 署名用電子証明書パスワード(6~16桁)
- 申請用写真(縦3.0cm×横2.4cm、無背景・無帽。ただし、試験場やセンターで手続きする場合は不要)
- スマートフォン(「マイナポータル」アプリや「マイナ免許証読み取りアプリ」を事前にインストールしておきます)
- 手数料:1,500円(変更内容によって異なる場合あり)
申請手続きの方法
マイナ免許証の申請手続きの方法は、大きく分けて以下の2つのタイミングで行うことができます。
1. 運転免許証の更新手続きと同時に申請する場合
場所: 各都道府県の運転免許センターまたは指定された警察署。
手続きの流れ:
- 運転免許証の更新手続きの際に、マイナ免許証への切り替えを希望する旨を窓口で伝えます。
- マイナンバーカードと、お持ちの場合は現在の運転免許証を提示します。
- 申請書に必要事項を記入します。
- ICチップへの免許情報記録と暗証番号の設定を行います。
- 更新時講習を受講します(該当者のみ)。
- 新しいマイナ免許証が交付されます。
必要なもの(一般的なもの):
- マイナンバーカード(有効な署名用電子証明書が搭載されていること)
- 現在の運転免許証
- 運転免許証更新連絡書(はがき)
- 申請用写真(運転免許センター等で撮影する場合もあります)
- 更新手数料、講習手数料
- ICカード読み取り用の暗証番号(マイナンバーカードと運転免許証両方の暗証番号が必要になる場合があります)
手数料: 通常の更新手数料と講習手数料のみで、マイナ免許証のICチップ記録に関する追加費用はかかりません。
2. 運転免許証の更新時期以外に、単独でマイナ免許証を申請する場合
場所: 各都道府県の運転免許センターまたは指定された警察署(事前に確認が必要です)。
手続きの流れ:
- 運転免許センターまたは警察署の窓口で、マイナ免許証への切り替えを希望する旨を伝えます。
- マイナンバーカードと現在の運転免許証を提示します。
- 申請書に必要事項を記入します。
- ICチップへの免許情報記録と暗証番号の設定を行います。
- 新しいマイナ免許証が交付され、従来の運転免許証は返納することになります。
必要なもの(一般的なもの):
- マイナンバーカード(有効な署名用電子証明書が搭載されていること)
- 現在の運転免許証
- 申請用写真(運転免許センター等で撮影する場合もあります)
免許情報記録手数料(1,500円)
- ICカード読み取り用の暗証番号(マイナンバーカードの暗証番号が必要になります)
詳細 ≫マイナ免許証の申請に必要な手数料
重要な注意点:
- 事前の準備: マイナンバーカードが有効であること、署名用電子証明書の暗証番号を覚えていることを確認してください。
- 予約: 一部の運転免許センターや警察署では、事前に予約が必要な場合があります。各都道府県警察のウェブサイト等で確認してください。
- 署名用電子証明書の提出: 住所変更等のワンストップサービスやオンライン講習の利用を希望する場合は、警察署でマイナンバーカードの署名用電子証明書を提出し、運転免許情報との紐付け、マイナポータルとの連携手続きを行う必要があります。
- 都道府県による違い: 手続きの詳細は各都道府県警察によって異なる場合がありますので、必ずお住まいの地域の情報を確認してください。
申請前に、各都道府県警察のウェブサイトで最新の情報や詳細な手続き方法を確認するようにしてください。
注意点
- 一部地域では事前予約が必要な場合があります。例えば、東京都や大阪府などでは予約必須ですので、事前に確認してください。
- 手続きには約1時間半程度かかることがあります。また、システムトラブルなどで遅延する可能性もあるため余裕を持って訪問しましょう。
以上がマイナ免許証の手続きに関する概要です。事前準備をしっかり行い、スムーズな手続きを目指してください。
マイナ免許証の申請に必要な手数料
マイナ免許証の申請に必要な手数料は、申請の種類と選択する保有方法によって異なります。
2025年3月24日からの制度に基づいた手数料は以下の通りです。
1. マイナ免許証のみを持つ場合(従来の運転免許証を返納)
- 新規取得時: 1,550円
- 更新時: 2,100円
2. 運転免許証とマイナ免許証の2枚を持つ場合
- 新規取得時: 2,450円
- 更新時: 2,950円
3. 従来の運転免許証のみを持つ場合(マイナ免許証を申請しない)
- 新規取得時: 2,350円
- 更新時: 2,850円
まとめ
- 最も手数料が安いのは「マイナ免許証のみを持つ」場合です。
- 最も手数料が高いのは「運転免許証とマイナ免許証の2枚を持つ」場合です。
- 「従来の運転免許証のみを持つ」場合も、マイナ免許証のみを持つ場合より手数料が高くなります。
ご自身の希望する保有方法に合わせて、上記の手数料をご確認ください。
マイナ免許証の更新手続き

マイナ免許証の更新手続きはどのように変わるの?
マイナ免許証の導入により、運転免許証の更新手続きは以下のように変わります。
主な変更点:
- オンライン講習の導入(優良・一般運転者): マイナ免許証を保有し、一定の条件を満たす方は、自宅などでオンラインで更新時講習を受講できるようになります。その後、運転免許センターなどで視力検査などの手続きを行う必要があります。
- 住所変更手続きの簡略化(マイナ免許証のみ保有者): マイナ免許証のみを保有する方は、市区町村の窓口で住所変更の手続きをすれば、警察署や運転免許センターでの手続きが原則不要になります。
- 経由地更新の迅速化と申請期間の延長(優良・一般運転者): 住所地以外の都道府県で更新手続きを行う場合(経由地更新)が迅速化され、申請期間も延長されます。
- 更新手数料の変更: マイナ免許証のみを保有する場合、従来の運転免許証のみを保有する場合に比べて更新手数料が安くなります。
- マイナポータルとの連携: マイナポータルで免許情報の確認や更新のお知らせなどが受け取れるようになります。
更新手続きの流れ(マイナ免許証を保有する場合の例)
オンライン講習の受講(該当者のみ): 自宅などでオンライン講習を受講します。
運転免許センター等での手続き:
- 申請書の作成・提出
- 視力検査など
- 写真撮影
- 手数料の支払い
- 新しい免許証の受け取り(即日交付または後日交付)
注意点:
- オンライン講習の対象者や利用方法は都道府県によって異なる場合があります。
- マイナンバーカードの電子証明書の有効期限が切れていると、一部サービスが利用できなくなる場合があります。
- マイナ免許証と従来の運転免許証の2枚持ちを選択した場合、住所変更などの手続きは従来通り、警察署や運転免許センターで行う必要があります。
詳細については、必ずお住まいの都道府県警察のウェブサイトや運転免許センターの情報を確認してください。
マイナ免許証のオンライン更新時講習の内容は?
マイナ免許証のオンライン更新時講習の内容は、従来の対面式の講習内容と大きく変わるものではありませんが、自宅などで受講できるという利便性があります。
一般的に、オンライン講習では以下の内容が扱われます。
ただし、講習の種類(優良運転者講習、一般運転者講習など)によって時間や内容が異なります。
一般的な講習内容の例
安全運転の知識
- 交通事故の現状と分析
- 交通事故の原因と対策
- 高齢運転者の特性と注意点
- 若年運転者の特性と注意点
- 二輪車の安全な乗り方
- 歩行者や自転車の保護
- 危険予測と回避
- 緊急時の対応(応急救護など)
- 運転者の心構え
道路交通法規の再確認
- 最新の道路交通法の改正点
- 交通ルール、交通マナーの重要性
- 違反点数制度、反則金制度
- 交通事故を起こした場合の責任
自動車の安全な運転
- 車両の点検・整備の重要性
- 運転姿勢と操作方法
- 速度と車間距離
- 悪天候時の運転
- 高速道路の走行
- 駐車と停車
- 飲酒運転・薬物運転の禁止
- 妨害運転(あおり運転)の禁止
その他
- マイナ免許証の利用方法やメリット
- 今後の運転免許制度に関する情報
オンライン講習の特徴
- 自宅などで都合の良い時間に受講可能: 時間や場所にとらわれずに受講できます。
- 動画やイラストを活用した分かりやすい教材: 視覚的に理解しやすいように工夫されています。
- 確認テストやアンケート: 理解度を確認するための簡単なテストや、今後の講習内容改善のためのアンケートなどが実施される場合があります。
- 受講時間: 講習の種類によって定められた時間を受講する必要があります。途中で中断した場合、再度最初から受講する必要がある場合もあります。
重要な注意点
- オンライン講習の対象者は、優良運転者講習と一般運転者講習の受講者に限られる場合があります。違反運転者講習や初回更新者講習は、引き続き対面での受講となる可能性が高いです。
- オンライン講習を受講後も、運転免許センターなどに出向いて、視力検査や写真撮影などの更新手続きを行う必要があります。 オンラインだけで全てが完結するわけではありません。
- オンライン講習の具体的な内容や受講方法は、都道府県警察によって異なる場合があります。
詳細については、必ずお住まいの都道府県警察のウェブサイトや運転免許センターの情報を確認してください。 オンライン講習の開始時期や利用方法なども、各都道府県によって異なる場合があります。
マイナ免許証を紛失した場合の対応は?
マイナ免許証を紛失した場合の対応は、従来の運転免許証を紛失した場合と、マイナンバーカードを紛失した場合の両方の側面を考慮する必要があります。
1.警察への遺失物届
速やかに最寄りの警察署または交番に紛失の届け出をしてください。
これは、悪用を防ぐために非常に重要です。届け出た日時、場所、紛失した状況などを詳しく伝え、遺失物届の控えを受け取ってください。
2. マイナンバーカードの利用停止
マイナ免許証はマイナンバーカードと一体化しているため、マイナンバーカードの機能も停止する必要があります。
マイナンバー総合フリーダイヤル(0120-95-1789)に電話して、マイナンバーカードの利用停止手続きを行ってください。24時間365日対応しています。海外からかける場合は、+81-50-3818-1250です。
3. 運転免許証の再交付手続き
運転免許証の再交付手続きは、運転免許センターまたは一部の警察署で行うことができます。事前に、管轄の運転免許センターや警察署に確認することをおすすめします。
再交付手続きに必要なもの(一般例)
- 遺失物届の控え(警察署で発行されたもの)
- 本人確認書類(マイナンバーカード(利用停止済みでも可)、健康保険証、パスポートなど)
- 申請者の写真(指定のサイズと規格のもの。窓口で撮影できる場合もあります)
- 印鑑(認印で可)
- 再交付手数料
手続きの際には、紛失したマイナ免許証の情報(氏名、生年月日、免許の種類など)をできるだけ詳しく伝えるようにしてください。
4. マイナンバーカードの再交付手続き
- マイナンバーカードの再交付も別途必要になります。
- お住まいの市区町村の窓口で手続きを行います。
再交付手続きに必要なもの(一般例)
- 本人確認書類
- 紛失・盗難などを届け出た警察署の連絡先または遺失物届の控え
- 印鑑
- 写真(マイナンバーカードの申請用と同じ規格のもの)
- 再交付手数料
重要な注意点
- マイナ免許証を紛失した場合、運転免許証としての機能だけでなく、マイナンバーカードとしての機能も失われます。早急に両方の手続きを行う必要があります。
- 再交付されたマイナンバーカードには、改めて運転免許情報が搭載されます。
- 紛失したマイナ免許証が見つかった場合でも、再交付の手続きが完了している場合は、古いマイナ免許証は使用できません。
紛失に気づいたら、まずは警察とマイナンバー総合フリーダイヤルへの連絡を最優先に行ってください。
その後、運転免許証とマイナンバーカードの再交付手続きを進めるようにしてください。
【まとめ】マイナ免許証 3つの持ち方|手続きの方法|どこでする?いつから?持ち物は?
- マイナ免許証は、2025年3月24日から本格運用が開始された新しい運転免許証のあり方です。
- 「マイナ免許証のみ」「2枚持ち」「従来型のみ」の3つの持ち方から、自身のライフスタイルに合わせて選択可能です。
- 手続き場所は、運転免許センターや一部の警察署が窓口となります。事前に各都道府県警察の情報を確認しましょう。
- 更新時や新規取得時だけでなく、更新時期以外でもマイナ免許証への切り替え申請が可能です。
- 申請にはマイナンバーカードが必須です。有効期限や暗証番号を事前に確認しておきましょう。
- 持ち物は、マイナンバーカード、現在の運転免許証(お持ちの場合)、申請用写真、手数料などが基本です。
- オンライン講習の導入など、マイナ免許証ならではのメリットも存在します(一定の条件あり)。
- 紛失時の対応は、従来の運転免許証とマイナンバーカード両方の手続きが必要となる点に注意しましょう。
- 各持ち方のメリット・デメリットを比較検討し、自分にとって最適な選択をすることが重要です。
- 最新の情報は、必ず各都道府県警察の公式ウェブサイトで確認するようにしましょう。
マイナ免許証の手続きについて、この記事では手続きの場所や時間、必要な持ち物、具体的な流れを詳しく解説しました。
マイナ免許証は、運転免許証とマイナンバーカードを一体化することで利便性が向上し、住所変更などの手続きが簡略化されるメリットがあります。
ただし、手続きには事前準備や予約が必要な場合もあるため、余裕を持って計画することが大切です。
特に運用開始直後は窓口の混雑が予想されるため、時間に余裕を持って手続きを行いましょう。
この記事を参考にすることで、手続きをスムーズに進めることができれば、幸いです。