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箱根駅伝2026で青学・黒田朝日が山の神に!亡き友に捧ぐ区間新

箱根駅伝2026で青学・黒田朝日が山の神に!亡き友に捧ぐ区間新 エンタメ

2026年1月2日、第102回箱根駅伝の往路において、日本中の駅伝ファンが目撃したのは歴史が塗り替えられる瞬間でした。

青山学院大学の絶対的エース、黒田朝日選手が5区で見せた走りは、単なる区間賞の枠を超え、見る者の心に深く刻まれるものとなりました。

「なぜ5区であれほどの爆走が可能だったのか」「新記録の裏側にはどんな思いがあったのか」と、テレビの前で釘付けになった方も多いはずです。

今回の箱根駅伝は、往路序盤の出遅れという波乱の展開から始まりました。しかし、最後にすべてをひっくり返したのは、5区に当日変更で投入された黒田選手の異次元の登りでした。

その背景には、過酷な夏合宿で培われた圧倒的な走力と、21歳の若さでこの世を去ったチームメートへの誓いがありました。

この記事では、黒田選手がいかにして4代目「山の神」となったのか、その全軌跡を詳しく解説します。

この記事を読むことで、以下のことがわかります。

  • 黒田朝日選手が5区で打ち立てた驚異的な区間新記録のタイムとその全詳細
  • 4代目「山の神」襲名を可能にした菅平合宿での超人的なトレーニング内容
  • 亡きチームメート・皆渡星七さんへの思いと青学大「輝け大作戦」の真実
  • 1区のトラブルから往路優勝を勝ち取った青山学院大学の執念と戦術の妙
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箱根駅伝2026の5区で青学・黒田朝日が4代目「山の神」を襲名した理由

<箱根駅伝往路>1位でゴールする青学大5区・黒田(撮影・尾崎 有希)(スポーツニッポン新聞社)

2026年1月2日、小田原中継所から芦ノ湖へと続く天下の険、5区(20.8km)

ここで青山学院大学の黒田朝日選手(4年)が、1時間7分16秒という驚天動地の区間新記録を叩き出しました。

順天堂大学の今井正人、東洋大学の柏原竜二、そして青山学院大学の先輩である神野大地に続く、史上4人目の「山の神」襲名。その快挙を支えた黒田選手のプロフィールと、当日の凄まじい展開を振り返ります。

黒田朝日選手のプロフィールと主要実績

項目内容
氏名黒田 朝日(くろだ あさひ)
大学・学年青山学院大学 4年生
出身校玉野光南高校(岡山)
主な記録マラソン日本学生記録(2時間6分5秒)
箱根5区タイム1時間7分16秒(区間新記録)
称号4代目「山の神」

5位からの大逆転劇:13.6キロ地点の攻防

箱根駅伝

黒田選手が5区を走り始めたのは、首位の中央大学から3分25秒も遅れた5位という位置でした。

普通であれば往路優勝は絶望的と思われるタイム差でしたが、黒田選手にとっては「逆転のシナリオ」の序章に過ぎませんでした。

まず、スタート直後に1秒前を走っていた城西大学の斎藤将也選手(4年)を瞬く間に抜き去ると、そのままの勢いで国学院大を捉えます。そして13.6キロ地点。トップから陥落し苦しんでいた中央大学を交わし、ついに視界には早稲田大学の工藤慎作選手(3年)のみとなりました。

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残り1.5キロの死闘と歴史的瞬間

最高点を通過し、芦ノ湖への下りに差し掛かったところで黒田選手のギアはさらに上がりました。残り1.5キロ地点、必死に逃げる早稲田大の「山の名探偵」こと工藤選手を抜き去り、ついに単独首位に。

ゴールテープを切った瞬間のタイムは、誰もが目を疑う1時間7分16秒。これまでの記録を大幅に更新し、名実ともに「山の神」の系譜にその名を刻んだのです。

原晋監督も「とんでもないことになる」と予言していましたが、その予想すら上回る異次元の走りでした。

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異次元の登りを生んだ「菅平高原」での地獄の坂トレーニング

黒田朝日選手がなぜこれほどまでに坂道に強かったのか。

その答えは、長野県・菅平高原で行われた過酷な夏合宿にあります。青山学院大学の強さの源泉とも言われるこの合宿で、黒田選手は実業団選手すら圧倒するパフォーマンスを見せていました。

標高差213メートルを駆け上がる「坂タイムトライアル」

青学大の夏合宿恒例となっているのが、全長21キロのコース設定です。そのクライマックスは、残り3キロ地点から始まる激坂の競走です。標高1322メートルから1535メートルまで、一気に213メートルを駆け上がります。

全選手が「心臓が口から飛び出しそうになる」と語るこのメニューにおいて、黒田選手は重力の影響を感じさせない軽やかな足取りを披露しました。2025年の夏合宿では、自身が前年に出したコース記録を自ら大幅に更新。この時点で、山登りへの適性は証明されていたのです。

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実業団トップランナーを置き去りにする走力

この菅平合宿には、実業団の強豪であるGMOインターネットグループの選手たちも参加していました。

その中には、東京世界陸上男子マラソン代表の吉田祐也選手や、プロランナーとして活躍する鈴木塁人選手といったそうそうたる顔ぶれが揃っていました。

しかし、黒田選手はこのトッププロたちに対しても大差をつけて坂を登り切りました。マラソン日本学生記録保持者としての絶対的なスタミナに加え、急勾配でも崩れない体幹の強さ。これこそが、箱根5区の急坂を「平地のように走る」力の正体だったのです。

原晋監督が確信した「とんでもない記録」

この練習風景を目の当たりにした原晋監督は、「もし黒田が5区を走れば、歴史が変わる」と確信していました。

これまではエース区間の2区での起用が続いていましたが、チームの状況と黒田選手の圧倒的な上り適性を天秤にかけ、最終的に5区への投入を決断しました。

指揮官の「輝け大作戦」という名の下、黒田選手という最強のピースを最も効果的な場所に配置したことが、今回の往路優勝を手繰り寄せる最大の要因となったのは間違いありません。

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亡き友・皆渡星七さんへの誓いと「輝け大作戦」に込められた想い

今回の黒田朝日選手の激走、そして青山学院大学の往路優勝の裏には、非常に重く、そして温かい物語がありました。それは、2025年2月に病でこの世を去ったチームメート、皆渡星七(みなわたり・せな)さんへの想いです。

21歳で急逝した逸材・皆渡星七さんの足跡

皆渡星七さんは、現4年生世代の中心メンバーの一人でした。2年生時の第100回箱根駅伝では、16人の登録メンバーに入り、7区としてエントリーされていました。

当日変更で出走こそ叶いませんでしたが、原監督も「復路の主力になる」と太鼓判を押していた逸材でした。

しかし、2025年2月2日に21歳の誕生日を迎えた直後、悪性リンパ腫という非情な現実が彼を襲いました。闘病の末、2月19日に逝去。志半ばで箱根路を去った仲間の存在は、残されたメンバーの心に深く刻まれました。

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「輝け大作戦」と「星」に込められたダブルミーニング

今大会、原監督が掲げた「輝け大作戦」には、表向きの「選手一人ひとりが輝く」という意味の他に、もう一つの特別な意味が込められていました。それは、皆渡星七さんの名前に含まれる「星」のように、チーム全員が彼の分まで輝いてほしいという願いです。

黒田選手をはじめとする4年生たちは、練習中もレース中も、常に皆渡さんの存在を近くに感じていたといいます。芦ノ湖で黒田選手が空を仰いだ姿は、天国の友へ「やったぞ」と報告しているかのようでした。

仲間を思う気持ちが引き出した限界以上の力

スポーツにおいて、誰かのために走るという動機は、時に理論を超えた力を引き出します。黒田選手が3分以上の差を逆転できたのは、彼自身の能力はもちろん、チームメート全員の想いを背負っていたからに他なりません。

「自分一人で走っているのではない」という意識が、5区の最も苦しい局面で黒田選手の背中を押し続けました。今回の往路優勝は、まさにチーム一丸、そして天国の仲間と共に勝ち取った勝利と言えるでしょう。

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波乱の往路:1区のトラブルを乗り越えた青学大の層の厚さ

2026年の箱根駅伝往路は、青山学院大学にとって決して平坦な道のりではありませんでした。むしろ、スタート直後には「連覇に黄色信号か」と思わせるほどの大きなアクシデントに見舞われていたのです。

1区・小河原陽琉選手の苦闘と執念のタスキ

当初1区を走る予定だった荒巻朋熈選手(4年)に直前のトラブルが発生し、急きょ2年生の小河原陽琉選手が起用されました。小河原選手は前回大会で10区区間賞を獲得している実力者ですが、1区という特殊な流れに対応できず、区間16位と沈みました。

しかし、ここで注目すべきは小河原選手がトップとの差を1分19秒に留めたことです。大崩れせず、ギリギリのところで踏みとどまったことが、後の黒田選手の逆転劇の伏線となりました。

エース区間を繋いだ2区・飯田、3区・宇田川、4区・平松の奮闘

2区を務めたのは2年生の飯田翔大選手。黒田選手の後継者としてエース区間に挑み、5人抜きの快走で順位を11位まで上げました。続く3区の宇田川瞬矢選手(4年)も安定した走りで8位へ。

そして、4区の平松享祐選手(3年)が区間3位という素晴らしい走りを見せ、5位まで順位を押し上げました。この中盤の粘りがあったからこそ、5区の黒田選手に「逆転可能な圏内」でタスキが渡ったのです。

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選手層の厚さが生んだ「盤石の駅伝」

誰か一人が突出しているだけでなく、不測の事態が起きても代わりの選手が役割を果たす。これこそが青山学院大学が強豪であり続ける理由です。1区の出遅れを全員でカバーし、最後に「最強のカード」である黒田選手でトドメを刺す。

この戦略的な駅伝の組み立ては、他大学にとって大きな脅威となりました。往路優勝という結果は、黒田選手の個の力と、チーム全体の組織力の結晶だったのです。

▼ 引用≫https://news.yahoo.co.jp/articles/4edd8262f05bd1e354d4d8e6cb48151a0a6d53aa

黒田朝日とのレース後の主なやりとりは以下の通り。

 ――1時間7分50秒ぐらいが目標だったということなんですけど、そこをクリアできるっていう自信は序盤であったんですか?

 「そうですね、あの、ちゃんと自分の力が出せれば、まあ、7分台は狙えるとは思っていました」

 ――レース展開として、まず(城西大の)斉藤くんと行きました。そこはどういう心持ちだったんですか?

 「並んでいったんで、ある程度は一緒に行くのかなと思ったんですけども、走り出してから本当に自分のペースで行くことだけに集中したんで、気にしてはなかったです」

 ――5区初めて走りましたけど、きつさはもちろんあったと思うんですけど、どう振り返りますか?

 「そうですね、やっぱり最後の方なんかは本当に記憶ないぐらい、追い込んでたんですけど。しっかり自分の実力は出せたと思っています」

 ――記憶ないのはどれぐらい?

 「もう下りだしてからは全然(ない)です」

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歴代の「山の神」と比較する黒田朝日の衝撃度

黒田朝日選手が今回「4代目」として襲名した「山の神」。この称号は、箱根駅伝の歴史の中でも特別な意味を持ちます。過去の神々と比較しても、黒田選手の走りは極めて特異で、かつ完成されたものでした。

初代・今井、2代・柏原、3代・神野との違い

初代の今井正人選手(順大)は「登りの適性」を世に知らしめ、2代目の柏原竜二選手(東洋大)は「圧倒的な逆転劇」で駅伝の概念を変えました。3代目の神野大地選手(青学大)は「驚異的な軽さ」で区間新を記録しました。

第88回箱根駅伝/5区で4年連続区間1位の偉業を達成した東洋大・柏原竜二

これに対し、4代目の黒田朝日選手は「マラソン学生記録保持者としてのスピード」をそのまま山に持ち込んだ点が最大の特徴です。急勾配でもストライドが伸び、下り坂でもマラソンランナー特有の効率的な走りを維持できる。まさに、歴代の神々の長所を併せ持ったハイブリッドな存在と言えます。

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1時間7分16秒が持つ歴史的意味

かつて、5区で1時間10分を切ることは至難の業とされていました。しかし、コース変更や厚底シューズの進化があったとはいえ、1時間7分台というタイムは異次元です。

この記録は、今後10年は破られないのではないかと言われるほどの衝撃を陸上界に与えました。黒田選手が刻んだこのタイムは、単なる記録更新ではなく、箱根駅伝5区の「新しいスタンダード」を提示したことになります。

「山の神」の系譜がもたらす未来

黒田選手の活躍により、今後の箱根駅伝では「エースをどこに配置するか」という戦略がさらに多様化するでしょう。山を制する者が箱根を制する。その真理を、黒田選手は2026年の元旦、芦ノ湖の地で改めて証明してみせました。

彼の走りに憧れた次世代のランナーたちが、また新たな「山の神」を目指して過酷なトレーニングに励む。黒田朝日という伝説は、これからも箱根駅伝の未来を照らし続けるはずです。

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箱根駅伝2026の5区で見せた青学・黒田朝日の「山の神」の走りと今後の展望

2026年1月2日、第102回箱根駅伝往路で巻き起こった黒田朝日選手の逆転劇は、間違いなく大会史に残る名場面となりました。

5位からの大逆転、そして1時間7分16秒という驚異的な区間新記録。これらは、彼自身の類まれなる才能と、菅平高原での死に物狂いの練習、そして亡き友・皆渡星七さんへの熱い想いが重なり合って生まれた奇跡です。

青山学院大学は、1区のアクシデントという逆境を跳ね除け、見事に往路優勝を飾りました。

これは「輝け大作戦」というスローガンの通り、控え選手やマネジャーも含めた全員がそれぞれの役割を全うした結果でもあります。黒田選手が切り拓いたこの勢いは、翌日の復路、そしてチームの悲願である3連覇へと繋がっていくことでしょう。

最後に、今回の記事の要点を整理します。

  • 黒田朝日選手は2026年1月2日の箱根5区で1時間7分16秒の区間新を記録
  • 首位と3分25秒差の5位からスタートし、残り1.5キロで早稲田大を抜き去り優勝
  • 4代目「山の神」襲名の鍵は、標高差213メートルの菅平坂トレーニングにあった
  • 21歳で亡くなったチームメート・皆渡星七さんへの誓いが最大の原動力となった
  • 1区の出遅れを2区〜4区が最小限に抑えたことで、劇的な大逆転劇が完結した

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