最近、SNSなどで「自民党に入党しました!」という投稿を目にする機会が増えたと感じませんか?
実は今、次期総裁選での投票権獲得などを目的に、自民党への入党を希望する人が急増しているのです。
この記事を読めば、入党者が増えている理由から、具体的な手続き、そして最も重要な総裁選で投票するための条件まで、すべてを理解できます。
あなたの「一票」が、日本の未来を決めるかもしれません。
自民党への入党希望者が殺到中!その理由とは?
なぜ?自民党への入党希望者が殺到する3つの理由
なぜ今、これほどまでに入党への関心が高まっているのでしょうか。その背景には、大きく分けて3つの理由があります。
理由① 次期総裁選で「推し」を総理大臣にするため
最も大きな理由が、次期総裁選で自身の支持する候補者(通称「推し」)を当選させるためです。
特に、高市早苗氏や石破茂氏といった特定の政治家を熱心に支持する層が、自身の「一票」を投じるために積極的に入党しています。
X(旧Twitter)などのSNSでは、「#(候補者名)を総理大臣に」といったハッシュタグと共に、入党方法を画像付きで分かりやすく解説し、仲間に入党を呼びかける投稿が活発に見られます。
これは、自分の理想とするリーダーを自らの手で選びたいという、新しい形の政治参加の現れと言えるでしょう。
理由② 「外からの批判」から「中からの変革」へ
記憶に新しい政治資金問題など、度重なる不祥事を受け、政治への不信感が高まっています。
そうした中で、「外から批判しているだけでは何も変わらない。党員として内側から自民党を変えたい」と考える国民が増えているのです。
実際に、ある40代の男性は「これまでの政治には正直、諦めに近い感情があった。でも、自分の子供たちの未来を考えると、無関心ではいられない。党員になって総裁選で意思を示し、地元の支部の会合などでも意見を伝えていきたい」と入党の動機を語っています。
主権者としての当事者意識の高まりが、入党という具体的なアクションに繋がっています。
理由③ 各議員による党員獲得キャンペーンの強化
自民党総裁選では、国会議員票だけでなく、全国の党員・党友による「党員票」が勝敗を左右する重要なカギを握ります。
過去の総裁選でも、党員票で劣勢だった候補が逆転された事例は少なくありません。
そのため、各議員は来る総裁選で自らの影響力を高め、支持する候補を勝たせるために、後援会活動などを通じて党員獲得に一層力を入れています。
議員事務所から入党を勧める案内が届くなど、党全体として党員増加への動きが加速しているのも、入党者急増の一因です。
【完全ガイド】自民党に入党する具体的な手続きと条件
「入党」と聞くと少し難しそうに感じるかもしれませんが、手続き自体はとてもシンプルです。
入党資格は3つだけ
以下の3つの条件を満たしていれば、誰でも入党を申し込むことができます。
- 満18歳以上の日本国籍を有する方
- 党の綱領や政策に賛同する方
- 他の政党の党籍を持たない方
党員の種類と費用
党員には、関わり方の希望に応じて3つの種類があります。
- 一般党員: 年額4,000円
- 家族党員: 年額2,000円(同一世帯に一般党員がいる場合に選択可能)
- 特別党員: 年額20,000円以上(より財政的に党を支援したい方向け)
総裁選の投票権は、どの種類の党員でも平等に「一票」です。
高市早苗氏の公式サイトから自民党に入党する方法
高市早苗氏の公式サイトから自民党に入党する手続きは、現在多くの関心を集めています。
2025年10月4日に高市氏が新総裁に就任して以降、約1週間で4,000人近くが公式サイト経由で入党を申し込むなど、申し込みが急増しています。
現在、公式サイトへのアクセスが集中している可能性がありますが、一般的な手続きは以下の通りです。
高市早苗公式サイトからの入党手続き(一般的な流れ)
高市早苗氏の公式サイトには、直接入党を申し込むための専用フォームが設けられていると考えられます。

≫ 高市早苗公式サイト 上記画像の赤印「ご入党のお願い」
▼ ご入党お申込みフォーム(公式サイトからの抜粋)

手続きは以下の流れで進むのが一般的です。
- 公式サイトにアクセスする
- まず、高市早苗公式サイトにアクセスします。
- ※現在アクセスが集中し、繋がりにくい場合があります。
- 入党申込フォームを探す
- サイト内にある「ご入党のお願い」をクリックします。
- オンラインフォームに必要事項を入力
- 表示された申込フォームに、氏名、住所、生年月日、電話番号などの必要事項を入力して送信します。
- 党費の振込用紙を受け取る
- 党費を支払う
- 手続き完了・党員証の受け取り
自民党員になるための資格
- 自民党の綱領や政策に賛同する方
- 満18歳以上で日本国籍を有する方
- 他の政党の党籍を持たない方
【重要】総裁選挙の投票権について
自民党の総裁選挙で投票するためには、原則として総裁選挙が行われる年の前年と前々年の2年間、継続して党費を納めている必要があります。
今から入党しても、次回の総裁選挙に投票できるとは限りませんのでご注意ください。
総裁選の投票権を得るための注意点
入党する方の多くが目的とする「総裁選での投票」。しかし、入党してすぐに投票できるわけではないので注意が必要です。
原則は「2年間の党費納入実績」
ここが最も重要なポイントです。
原則として、総裁選挙が行われる年の前年と、そのさらに前の年の2年間、継続して党費を納めている党員にのみ、投票資格が与えられます。
例えば、2027年9月に総裁選が実施されると仮定した場合、2025年と2026年の両方の党費を納めている必要があります。
つまり、次の総裁選で確実に投票したいのであれば、2025年中に入党手続きを完了させ、党費を納めることがスタートラインになるのです。
特例措置が取られる可能性も
ただし、過去には党勢拡大などを目的に、この条件が緩和されたこともあります。
例えば、2021年の総裁選では、特例として「総裁選の前年と、その年の党費を納入した党員」にも投票権が与えられました。
しかし、これはあくまでも特例であり、次回の総裁選で同様の措置が取られる保証はどこにもありません。
「特例があるかもしれない」と待つのではなく、確実な投票権を得るために、思い立った時にすぐ行動することが賢明です。
自民党員になるメリット・デメリット
政治参加の第一歩として魅力的な入党ですが、改めてメリットとデメリットを整理しておきましょう。
| メリット | デメリット |
| 総裁選挙で投票できる(日本のリーダー選びに参加) | 年会費(最低4,000円)がかかる |
| 機関誌「自由民主」が届き、党の動きがわかる | 手続き完了まで1〜2ヶ月程度の時間がかかる |
| 党主催の講演会や研修会などに参加できる | 「特定の政党の支持者」と見られることがある |
| 議員や他の党員との交流を通じて政治が身近になる | 政治的な発言などをする際に一定の配慮が必要になる場合も |
まとめ【高市早苗】自民党への入党希望者が殺到中!理由と入党方法
自民党への入党は、単に「自民党を支持します」という意思表示に留まりません。
それは、総裁選という日本のリーダーを選ぶ最も重要なプロセスに、当事者として直接関与できる、極めて具体的な政治参加のアクションです。
手続き自体は決して難しくありませんが、目的である総裁選の投票権を得るためには「継続」が必要であることを覚えておきましょう。
この記事が、あなたの政治参加の形を考える一つのきっかけになれば幸いです。


