2025年9月27日現在、台風19号(ノグリー)は日本の東のはるか海上を東北東に進んでいます。
当初は進路が定まらず「迷走」する動きを見せていましたが、現在は日本列島に接近・上陸する可能性は低いとみられています。
2025年台風19号、日本への直接的な影響はなし
台風19号が日本に上陸しない主な理由は、台風の北側に強い高気圧が壁のように張り出しており、北上を妨げているためです。
また、上空の偏西風が日本列島から離れた位置を流れていることも、台風を日本から遠ざける要因となっています。
今後の進路
台風19号は今後、さらに速度を上げて北東へ進み、29日(月)頃には温帯低気圧に変わる見込みです。そのため、台風本体による日本への直接的な影響はないと予想されています。
沿岸部では高波に注意
ただし、台風が日本から離れていても、関東や東北の太平洋沿岸では、台風からのうねりを伴った高波が続く見込みです。沿岸部に近づく際は、引き続き注意が必要です。
当初は進路が複雑で日本への影響も懸念されましたが、現在は日本から離れていく進路が確実視されています。
日本気象協会 台風19号の最新状況(9月27日12時現在)


画像引用:日本気象協会tenki.JP
台風第19号は、27日9時現在、日本のはるか東にあって、東へ毎時20kmで進んでいます。中心気圧は985hPa、中心付近の最大風速は30m/sです。
この台風は、日本のはるか東を東よりに進み、この後、温帯低気圧に変わり、29日9時にはアリューシャンの南に達する見込みです。
台風周辺海域および進路にあたる海域は、しけ~大しけとなるため厳重な警戒が必要です。次回の台風情報は、27日16時30分の予定です。
台風19号の最新情報(9月27日12時現在)
日本気象協会tenki.JPによると、9月27日12時現在の予報は以下の通りです。
実況(26日06時現在)
| 実況日時 | 27日12時現在 | 中心気圧 | 985hPa |
|---|---|---|---|
| 大きさ | — | 中心位置 | 北緯 31度35分 東経 156度25分 |
| 強さ | — | ||
| 存在地域 | 日本のはるか東 | 中心付近の 最大風速 | 30m/s |
| 方向・速さ | 東北東に20km/h | 最大瞬間風速 | 40m/s |
| 15m/s以上の 強風域 | 南東に390km 北西に280km | 25m/s以上の 暴風域 | 全域で55km |
予報27日13:10発表
| 12時間後 (28日00時) | |||
|---|---|---|---|
| 予報日時 | 28日00時 | 中心気圧 | 975hPa |
| 大きさ | — | 予報円の中心 | 北緯 32度50分 東経 159度40分 |
| 強さ | 強い | ||
| 存在地域 | 日本のはるか東 | 中心付近の 最大風速 | 35m/s |
| 方向・速さ | 東北東に30km/h | 最大瞬間風速 | 50m/s |
| 予報円の半径 | 65km | 暴風警戒域 | 南東に140km 北西に120km |
台風19号の今後の進路と見通し
日本列島から遠ざかり、温帯低気圧へ
台風19号は現在、日本のはるか東の海上を時速20kmほどの速さで東北東へ進んでいます。今後はさらに速度を上げながら北東方向へ進み、日本列島からますます遠ざかる見込みです。
今後の進路予報のポイント
- 加速しながら北東へ: 27日(土)以降、上空の偏西風に乗ることで速度を速め、北東へ進みます。
- 日本への上陸はなし: 当初は進路が定まらず複雑な動きを見せましたが、現在は日本に接近または上陸する可能性はなくなっています。
- 温帯低気圧化: 9月29日(月)頃にはアリューシャンの南の海上で温帯低気圧に変わると予測されています。
日本への影響は高波のみ
台風本体が日本に直接影響を及ぼすことはありませんが、台風から送られてくる「うねり」により、太平洋沿岸では注意が必要です。
- 対象地域: 東北から関東の太平洋沿岸。
- 注意点: 天気が穏やかでも、突然高い波が押し寄せることがあります。海岸付近でのレジャー(釣りやサーフィンなど)は特に注意が必要です。波浪注意報が発表されている間は、むやみに海に近づかないようにしてください。
週末にかけても波の高い状態が続く見込みですが、この影響も台風がさらに東へ離れるにつれて次第に解消される見通しです。
引用:Weathernews, Inc. 日本気象協会tenki.JP TBS NEWDIG
注意!現在の台風19号と同時期の過去の大型台風の記録
現在の台風19号と同じ9月から10月にかけての時期には、過去にも日本に甚大な被害をもたらした大型台風の記録が複数あります。
特に代表的な例として、近年大きな被害を出した「令和元年東日本台風」や、史上最悪クラスの被害を出した「伊勢湾台風」などが挙げられます。
近年および過去の主な大型台風の記録
特に9月から10月にかけて上陸し、大きな被害をもたらした台風として以下の事例があります。
令和元年東日本台風(2019年台風第19号)
2019年10月6日に発生し、10月12日に大型で強い勢力を保ったまま伊豆半島に上陸しました。この台風は、現在の台風19号と同じ「台風19号」です。
特徴と被害
台風本体の発達した雨雲と、周辺の湿った空気が流れ込んだ影響で、関東甲信地方や東北地方を中心に記録的な大雨となりました。
神奈川県箱根町では総降水量が1,000ミリに達するなど、広範囲で豪雨を記録し、多くの河川で堤防の決壊や氾濫が相次ぎました。
この台風による死者は100人を超え、東日本を中心に甚大な被害をもたらしました。
伊勢湾台風(1959年台風第15号)
1959年9月21日に台風となり、9月26日に和歌山県に上陸しました。日本の台風災害史上、明治以降で最多となる5,000人以上の死者・行方不明者を出し、「戦後最大の自然災害」とも呼ばれています。
特徴と被害
伊勢湾台風の最大の特徴は、記録的な「高潮」被害です。台風の接近と満潮時刻が重なったことや、伊勢湾の地形的な要因により、名古屋港で観測史上最高の潮位を記録しました。
この高潮により、沿岸部の広範囲が浸水し、多くの人命が失われました。この台風を教訓として、日本の防災体制を抜本的に見直す「災害対策基本法」が制定されました。
室戸台風(1934年台風第9号)
1934年9月21日に高知県室戸岬付近に上陸しました。上陸時の中心気圧が911.6ヘクトパスカルと、日本の観測史上最も低い記録を保持しており、「史上最強の台風」として知られています。
特徴と被害
室戸台風は圧倒的な「暴風」による被害が甚大でした。最大瞬間風速は60m/sを超え、多くの建物が倒壊しました。
特に、多数の木造校舎が倒壊し、多くの児童や教職員が犠牲になったことは、その後の建築基準法の改正につながりました。
主な大型台風の比較
このように、台風シーズン終盤にあたる9月から10月にかけても、過去に記録的な大型台風が日本列島を襲っています。これらの事例は、台風への備えがいかに重要であるかを示しています。
今からできる台風への備えと防災対策リスト
台風の進路が確定する前から、早めに備えを進めることが命を守る行動につながります。以下のリストを参考に、ご家庭での防災対策を確認してください。
- ハザードマップで自宅の災害リスクを確認お住まいの自治体が公開しているハザードマップで、浸水や土砂災害の危険性がないか確認しましょう。
- 避難場所と避難経路の確認万が一の際に避難する場所と、そこへ向かう安全な経路を家族で話し合っておきましょう。
- 非常用持ち出し袋の中身をチェック懐中電灯、携帯ラジオ、モバイルバッテリー、救急用品、貴重品など、すぐに持ち出せるか点検します。
- 食料や飲料の備蓄(最低3日分)断水や停電に備え、水や食料(カップ麺、缶詰、レトルト食品など)を最低3日分、できれば1週間分用意しておくと安心です。
- 窓や雨戸の補強、側溝の掃除など窓ガラスが割れないようにシャッターや雨戸を閉め、必要なら養生テープで補強します。家の周りの側溝や排水溝を掃除し、水はけを良くしておくことも大切です。
【まとめ】最新情報を確認し、早めの対策を
この記事では、猛烈な勢力を持つ台風19号の最新の進路予想と、日本列島への影響について解説しました。
- 台風19号は2025年初の「猛烈な」勢力で非常に危険
- 進路の不確実性が高く、今後の動きに注意が必要
- 気象庁、米軍、ヨーロッパのいずれの予報も日本への影響を示唆
- 影響のピークは来週中頃(24日〜25日)になる可能性
- 台風接近前から大雨が始まる恐れがある
台風19号は、進路によっては甚大な被害をもたらす可能性がある危険な台風です。
日本への影響はまだ流動的ですが、「まだ大丈夫」と油断せず、テレビやラジオ、気象庁のウェブサイトなどで常に最新の情報を確認してください。
そして、何よりも早め早めの備えと対策を心がけましょう。


