「私、国と結婚しているので」
自民党の小野田紀美議員（経済安全保障担当大臣）が、自身の結婚観について語る際に使うこの言葉。
一度聞いたら忘れられない強いフレーズですが、その真意はどこにあるのでしょうか？
結論から申し上げます。
小野田紀美議員の「国と結婚している」という発言は事実であり、「ご自身の人生すべてを、国家と国民のために捧げる」という、政治家としての非常に強い覚悟を示す言葉です。
この記事では、この印象的な言葉の真意、発言が生まれた背景、そして彼女のユニークな人生観までを深く掘り下げていきます。
小野田紀美「国と結婚」発言の真意とは？独身を貫く覚悟と原点に迫る
Youtube動画タイトル：小野田紀美の思い 〜守るべきは守り、変えるべきは変えていく力〜
「国と結婚」発言はいつどこで？発言の真意を徹底解説
この発言は、特定の記者会見で一度だけ飛び出したものではありません。
小野田議員は、テレビやネット番組、雑誌のインタビュー、さらにはご自身のSNS（X（旧Twitter）など）で、結婚観について問われるたびに、一貫してこの言葉を使っています。
「彼氏はいないんですか？」
「結婚しないんですか？」
といったストレートな質問に対し、彼女は「国と結婚しているので」と、笑顔で、しかしキッパリと答える姿がおなじみになっています。
言葉の真意：「公」に尽くすという信念
これは、単なる比喩や、質問をかわすための便利なフレーズではないようです。
言葉の裏には、「私の人生は公（おおやけ）のためにある」「私利私欲のためではなく、国家国民のために尽くす」という、政治家としての確固たる信念が込められています。
プライベートな幸せ（結婚や家庭）よりも、公人としての責務を最優先するという覚悟の表明なのです。
発言の原点は「小学1年生の卑弥呼」
では、この強い覚悟はどこから来たのでしょうか。
その原点は、驚くべきことに「小学1年生の時に読んだ卑弥呼の物語」にあると、ご本人が語っています。
幼い小野田さんは、日本を治めるために生涯独身を貫いたとされる女王・卑弥呼の伝記を読み、「国のために働く人は結婚しないんだ」と深く感銘を受けたそうです。
この幼少期の体験が、彼女の「公のために生きる」という人生観の原点となっているのです。
小野田紀美 ：公式YouTube
なぜ小野田紀美は「国と結婚」を選んだのか？3つの理由
彼女が「国と結婚」という生き方を選んだ背景には、大きく分けて3つの理由が見えてきます。
理由①：政治家としての圧倒的な使命感
一つ目の理由は、その圧倒的な使命感です。
卑弥呼のエピソードからも分かる通り、幼少期からの「国を良くしたい」「日本のために働きたい」という純粋な思いが、彼女の行動原理の核となっています。
「国民の生活を守る」「国益を守る」という公務が、彼女の人生において最も優先すべき事項。
その結果として「私生活（結婚）は二の次」という現在のスタイルに繋がっています。
理由②：「2次専」を公言する独自の恋愛観
二つ目の理由として、彼女の非常にユニークな恋愛観が挙げられます。
小野田議員は、自らを「2次専（にじせん）」であると公言しています。
これは、「恋愛対象は二次元（アニメや漫画、ゲームのキャラクター）であり、3次元（現実）の男性には興味がない」という意味です。
ご自身のSNSでも、好きなアニメの話題や「推し（応援するキャラクター）」について隠すことなく語っており、そのオープンな姿勢も注目を集めています。
（参考）小野田紀美議員は、自身のX（旧Twitter）アカウントで、政治的な発信と並行して、アニメやゲームに関する投稿を頻繁に行っています。
Xのアカウントは @onoda_kimi です
現実の恋愛や結婚に重きを置いていないという独自の価値観が、「国と結婚する」という他にはない生き方を、彼女にとってごく自然な形で後押ししていると言えるでしょう。
理由③：シングルマザーの母を見て育った生い立ち
三つ目の理由は、彼女の生い立ちにあります。
小野田議員はアメリカ生まれですが、幼少期にご両親が離婚し、日本人のお母様と二人で岡山県に移り住みました。
シングルマザーとして懸命に働き、自分を育ててくれたお母様の背中を見て育った経験は、彼女の強い自立心や「自分の人生は自分で切り拓く」という価値観を形成したと想像されます。
誰かに依存するのではなく、自分の足で立ち、自分の信念を貫く。
その強さが、「国と結婚する」という覚悟にも通じているのではないでしょうか。
「国と結婚」を貫く小野田紀美の政治家としての覚悟
「国と結婚」という言葉は、決して口先だけではありません。
彼女の政治家としての実際の行動が、その覚悟を裏付けています。
この発言に対し、「政治家が私生活を犠牲にするのは美談ではない」といった意見や、「パフォーマンスではないか」という見方があるのも事実です。
しかし、彼女のこれまでの姿勢は、その言葉が本物であることを示しています。
有言実行の姿勢①：国籍問題への誠実な対応
例えば、過去に「二重国籍」の疑いを指摘された際、小野田議員は説明責任を果たすため、戸籍謄本の一部を公開するという異例の対応を取りました。
批判から逃げず、誠実に対応する姿勢は、多くの有権者に評価されました。
有言実行の姿勢②：国会でのブレない質疑
また、国会での質疑（特に彼女の専門分野である経済安全保障や外交・防衛）では、常に冷静かつ論理的です。
感情論ではなく、膨大な資料の読み込みとデータに基づいた鋭い指摘は、「国益を守る」という強い意志の表れです。
国民との向き合い方：SNSでの真摯な姿勢
彼女の誠実さは、国民との向き合い方にも現れています。
SNS（特にX）では、有権者からの質問や、時には厳しい批判に対しても、真摯に（そして時には得意のオタク知識やユーモアを交えて）直接回答しています。
この距離感の近さと誠実な人柄こそが、「国と結婚している」という彼女の言葉に説得力を持たせている最大の要因かもしれません。
【まとめ】「国と結婚している」は彼女の生き方そのもの
小野田紀美議員の「国と結婚している」という発言は、単なるキャッチフレーズではありませんでした。
それは、
- 「卑弥呼」に憧れた幼少期からの強い使命感
- 「2次専」を公言するユニークで自立した価値観
- 国籍問題や国会質疑で見せるブレない政治姿勢
これら全てが結びついた、彼女の「生き方そのもの」を示す覚悟の言葉だと言えます。
2024年秋の内閣改造で、小野田議員は経済安全保障担当大臣という重責を担うことになりました（※2025年10月現在）。
複雑化する国際情勢の中で、日本の国益を守る最前線に立つことになります。
「国と結婚した」と公言する彼女が、その強い覚悟を胸に、これからどのような手腕を発揮してくれるのか。その活躍から目が離せません。
