最近、サッカーファンの間で大きな注目と混乱を招いている「ヤスダグループ」。
特に2025年7月に予定されていた世界的な人気クラブ「FCバルセロナ」と日本の「ヴィッセル神戸」の親善試合が、直前になって中止されるという異例の事態が発生し、「ヤスダグループとは一体どんな会社なのか?」という疑問の声が急速に広がっています。
この記事では、ヤスダグループの会社概要から、大きな波紋を呼んでいる未払い問題の背景、そしてこれまでに指摘されている様々なトラブルまで、分かりやすくご紹介します。
ヤスダグループはどんな会社?未払い問題で注目の背景と実態とは?

ヤスダグループとは?未来の夢を応援するスポーツイベント企業
株式会社ヤスダグループは、2023年に設立された、比較的新しい日本のスポーツイベント関連企業です。
東京・港区に本社を構え、代表取締役は安田慶祐氏が務めています。
ヤスダグループ 会社概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社ヤスダグループ |
| 設立年月日 | 2023年10月1日 |
| 本社所在地 | 東京都港区 |
| 代表者 | 代表取締役CEO 安田慶祐 |
| 主な役員 | 常務執行役員 谷川烈(元Jリーガー) |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 主な事業内容 | 海外サッカークラブと日本Jクラブの親善試合の開催、 サッカースクール運営、スポーツ関連プロジェクト推進 |
| 主要取引先 | 東京都サッカー協会、Jリーグクラブ(東京ヴェルディ、 ジュビロ磐田、清水エスパルス、町田ゼルビア等)※一部削除・不明あり |
| 主な実績 | FCバルセロナ日本ツアー主管、レアル・ソシエダ日本試合主管・スポンサー歴など |
| 企業理念 | 子供が夢を持つきっかけの創出、グローバル人材の育成 |
| 最近の動向 | 国際親善試合での未払い問題等で業界から契約履行性に疑念 |
※ 最新の詳細や取引先は公式情報や報道をご確認ください。
「スポーツ×芸術で未来を変える」という高い理念を掲げ、特に子どもたちが夢を持つきっかけを作ることを事業の柱としています。
主な事業内容は、海外の有名サッカークラブと日本のJリーグクラブとの親善試合や、サッカースクールの企画・運営です。
これまでに、久保建英選手が所属するスペインの「レアル・ソシエダ」や、フランスの「スタッド・ランス」といった強豪クラブと公式に提携し、日本でのサッカースクールの運営やプロモーション活動などを手掛けてきた実績があります。
このように、子どもたちの憧れである海外トップクラブとの接点を創出することで、日本のサッカー界の発展や、子どもたちの夢を育むことを目指す企業として活動していました。
なぜ注目?FCバルセロナ戦中止につながった「未払い問題」
ヤスダグループの名前が一躍知られることになったのが、2025年7月27日に予定されていたFCバルセロナとヴィッセル神戸の国際親善試合の中止問題です。

ヤスダグループはこの試合の開催において、中心的な役割を担う「主管」という立場でした。
しかし、試合開催の数日前になって、FCバルセロナ側から「プロモーターによる重大な契約違反」を理由に、試合への不参加が突如発表されたのです。
この「契約違反」の具体的な中身が、ヤスダグループによる資金の未払いでした。
このプロジェクト全体を統括していた韓国の国際的なプロモーター企業「D-Drive社」やバルセロナ側の主張によると、ヤスダグループは試合の開催に必要な経費や運営費など、本来支払うべき多額の資金を期日までに支払わなかったとされています。
さらに深刻なのは、支払いを行ったように見せかけるため、虚偽の送金書類を提出していた疑いが指摘されている点です。
なお、単なる未払いにとどまらず、ヤスダグループが入金済みであるかのような「虚偽の送金書類」を何度も提出していた疑いが強く、D-Drive社はこれを「詐欺行為」とみなし、法的措置の検討も表明しています。
実際、ヤスダグループ社員が「CEOが最終的に資金送金をしていない」と認める音声記録まで入手したとの内容も報道されています。≫スポニチ
この衝撃的なニュースを受け、インターネット上では「ヤスダグループ どんな会社」「ヤスダグループ 未払い」といったキーワードでの検索が急増。
会社の経営実態や財務状況、さらには代表者である安田慶祐氏の過去の経歴にも大きな注目が集まる事態となりました。
問題は今回だけではなかった?過去の金銭トラブル疑惑
バルセロナ戦だけでなく、過去にも複数の金銭問題
2025年7月、FCバルセロナとヴィッセル神戸の親善試合が直前で中止となった大騒動で、ヤスダグループの資金未払い・契約不履行が大きく報じられました。
しかし問題はこれに限った話ではありません。
実は、今回の事件以前からヤスダグループや代表・安田慶祐氏には、いくつもの金銭トラブルや支払い遅延の疑惑が報じられてきました。
1. 従業員への給与未払いと裁判
2023年にはヤスダグループ、または安田CEOが運営する別会社で「委託社員への給与未払い」が発生。
約100万円の報酬が払われなくなった元社員が訴訟を起こし、安田氏本人や会社が敗訴したケースが明らかになっています。
権利をもとに給料支払い要求として口座差し押さえ手続きまで行われたものの、「差し押さえ先の口座が空っぽだった」という証言も公になりました。
2. イベントの出資金未払い・訴訟
過去に安田氏が関与した他の会社では、2022年開催のフラダンスイベントで出資金約3,000万円を受け取りながら、出資者への配当や返金がされず訴訟沙汰に発展。
訴訟では被告側が敗訴するなど、資金管理に対する不安があらわになっています。
3. スポーツビジネスでのスポンサー料未払い
サッカー界との関係でも問題が生じました。
たとえば2023年〜2025年にかけてスペインの名門クラブ「レアル・ソシエダ」とのスポンサー契約で、スポンサー料の未払いがスペイン国内メディアなどで報じられ、契約解除にまで発展したことが確認されています。
スポンサー契約で掲げていたユニフォーム広告なども、支払い不履行により急きょ取り下げとなりました。
長年積み重なる資金繰りと信頼不安
これらの事例に共通するのは「支払期限の大幅な遅延」や「約束履行が果たされないまま説明責任も回避する姿勢」です。
取引先や関係者からは「(ヤスダグループは)一体何をやっている会社なのか、最後までよく分からなかった」「資金源や経営実態がとても不透明」といった、強い警戒や不信感の声が挙がっています。
会社側の対応と今後の懸念
ヤスダグループや安田CEO側は、今回の問題が表面化した後も「社内調査や労働基準監督署と協議中」と公式見解を出すものの、事件の経緯や資金状況などについての具体的な釈明は避け続けている状況です。
このため、サッカー界の関係団体やスポンサー、一般ファンの間でも「透明性や誠実さに欠ける」との批判が噴出しています。
また、FCバルセロナ戦では試合に必要な残金約10億円が楽天グループからヤスダグループに送金される予定だったものの、期日までに韓国D-DRIVE社へ支払われずに中止となり、楽天が資金肩代わりを余儀なくされるなど、サッカービジネス全体にも大きな影響が波及しました。
業界全体に広がる警戒感
このような繰り返される金銭的トラブル・説明責任回避の態度によって、スポーツ興行業界では「新興企業との契約リスク」が広く議論されるようになりました。
クラブチームやスポンサー企業は今後、財務状況や信頼性の綿密な調査を行ってから契約する流れが加速しています。
まとめ:ヤスダグループどんな会社?未払い問題で注目の背景と実態とは?
今回の一件で明らかになったことをまとめると、ヤスダグループは「海外の有名サッカークラブを日本に招き、夢のあるイベントを運営する会社」である一方で、その事業の根幹を揺るがす深刻な金銭トラブルを複数抱え、企業としての信頼が大きく揺らいでいる状況にあると言えます。
華やかな国際親善試合の裏で起きた今回の未払い問題は、サッカーファンや関係者に大きな失望を与えました。
今後、ヤスダグループには、経営体制の透明性を確保し、失墜した国際的な信頼をどのように回復していくのか、非常に重い課題が突きつけられています。
サッカーファンやビジネス関係者は、今後のヤスダグループの動向や、関連する公的な情報を注意深く見守っていく必要があるでしょう。


