この記事では、今は亡き坂本龍一さんの代表曲をYouTubeで気軽に楽しむ方法をご紹介します。
特に、彼の名作(そして、懐かしい)「戦場のメリークリスマス(Merry Christmas Mr. Lawrence)」など、初心者からファンまで幅広く楽しめる楽曲を厳選しました。
例えば、「戦場のメリークリスマス」。映画音楽として世界的に評価されている、坂本龍一さんの代表的な楽曲になると思います。
そのほかにも、癒しのピアノソロや壮大なオーケストラ作品など、多彩な音楽スタイルが魅力の彼の楽曲を幅広くご紹介します。
さらに、公式演奏動画やライブ映像、カバー作品へのリンクも掲載してありますし、YouTubeで手軽に視聴できるよう工夫してあります。
そんなわけで、坂本さんの音楽世界に触れたい方には、ぜひおすすめの内容になっていると思います!
記事の終わりには、下記の内容も紹介しています。
※坂本龍一さんの作品、第67回米グラミー賞受賞逃す
※坂本龍一の数々の国際的な音楽賞
坂本龍一 代表曲 YouTubeで聴く!「戦場のメリークリスマス」ほか厳選名作

2023年3月28日、世界的音楽家であり「教授」の愛称でも親しまれた坂本龍一さんが71歳で永眠されました。
YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)としての革新的な活動や、映画『ラストエンペラー』でのアカデミー賞受賞など、彼の功績は音楽の枠を超え、国際的に高く評価されています。
晩年はガンとの闘病を続けながらも創作活動を続け、「音楽は僕の一部」と語った坂本さん。その生涯は音楽と共にあり、多くの人々に感動を与えました。
以下では、彼の代表曲を振り返り、その音楽世界に改めて触れてみたいと思います。
坂本龍一さんの代表曲一覧
以下の各曲の詳細な説明とYouTubeでの視聴は、下記でご紹介しています
戦場のメリークリスマス (Merry Christmas Mr. Lawrence)
映画『戦場のメリークリスマス』のテーマ曲として作曲された名作。ピアノを中心とした美しい旋律が特徴で、坂本龍一の国際的な名声を高めた作品です。
エナジー・フロー (Energy Flow)
1999年にリリースされたピアノソロ曲で、日本初のインストゥルメンタルチャート1位を記録しました。癒し系音楽として多くの人々に親しまれています。
千のナイフ (Thousand Knives)
1978年のソロデビューアルバムからの楽曲で、電子音楽と伝統的な要素が融合した革新的な作品です。
ライオット・イン・ラゴス (Riot in Lagos)
アルバム『B-2 Unit』収録。エレクトロニックミュージックの先駆けとして、後世の音楽シーンに大きな影響を与えた楽曲です。
アクア (Aqua)
アルバム『BTTB』収録。シンプルで美しいピアノソロが特徴で、坂本龍一の繊細な作曲スタイルが感じられます。
い・け・な・いルージュマジック
忌野清志郎とのコラボレーションによるポップな楽曲で、日本国内でも広く知られています。
The Last Emperor
映画『ラストエンペラー』のサウンドトラックより。アカデミー賞作曲賞を受賞した壮大なオーケストラ作品です。
各曲の説明とyoutubeで視聴するためのURL
- 戦場のメリークリスマス Merry Christmas Mr Lawrence
- エナジー・フロー Energy Flow
- 千のナイフ Thousand Knives
- ライオット・イン・ラゴス Riot in Lagos
- アクア Aqua
- い・け・な・いルージュマジック
- The Last Emperor
戦場のメリークリスマス Merry Christmas Mr Lawrence
坂本龍一さんが作曲した「戦場のメリークリスマス(Merry Christmas Mr. Lawrence)」は、1983年公開の映画『戦場のメリークリスマス』のテーマ曲として制作され、彼の代表作として広く知られています。
この楽曲は、映画音楽として初めて手掛けた作品であり、坂本自身のキャリアを象徴する重要な一曲です。
Merry Christmas Mr. Lawrence – 坂本龍一 (Playing the Piano 2022)
楽曲の特徴と背景
この曲は、西洋と東洋の音楽要素を融合させた独特の旋律が特徴で、世界中で高く評価されています。坂本さんは「どこでもないどこか」「いつでもない時間」をコンセプトに作曲したと語っています。
映画自体は第二次世界大戦下の日本軍捕虜収容所を舞台に、異文化間の衝突や友情を描いた作品で、大島渚が監督を務めました。
坂本さんはこの映画で音楽だけでなく俳優としても出演し、収容所所長ヨノイ大尉を演じています。

受賞歴
楽曲は英国アカデミー賞作曲賞を受賞し、坂本龍一が映画音楽作曲家として国際的に認知されるきっかけとなりました。
発表から40年以上経った現在でも、多くのアーティストによるカバーや演奏が続いており、その普遍的な魅力が再確認されています。
YouTubeで視聴可能な演奏例
以下はYouTubeで視聴できる「戦場のメリークリスマス」に関連する動画です
坂本龍一公式演奏
坂本自身によるピアノソロ演奏が公式チャンネルなどで公開されています。
辻井伸行による演奏
ピアニスト辻井伸行による感動的なカバーも人気があります。
他アーティストによるアレンジ
ヴァイオリンやウクレレなど、多様な楽器によるアレンジ版も楽しめます。
≫https://www.youtube.com/embed/A7Y8BT-CXEc
関連情報
楽譜も販売されており、自身で演奏したい方にはピアノソロ譜が提供されています。
映画『戦場のメリークリスマス』自体も再評価されており、4K修復版などが公開されています。
エナジー・フロー Energy Flow

以下の記事を補足情報や数値を用いて強化した内容を提案します。
U-zhaan(ユザーン)と坂本龍一による「energy flow」の新解釈、「energy flow – rework」が2018年9月26日(水)に発売された
1999年にリリースされた坂本龍一の楽曲「energy flow」は、インストゥルメンタル楽曲として史上初のオリコン週間シングルチャート1位を獲得し、累計180万枚以上の売上を記録しました。
この楽曲は、第一三共ヘルスケア(当時:三共)の「リゲインEB錠」のCMソングとして使用され、「この曲を、すべての疲れている人へ」というキャッチコピーとともに、日本中を癒しブームで包みました。
20年後の2018年、タブラ奏者U-zhaanとのコラボレーションによる新たなアレンジ版「energy flow – rework」が登場。
このリワーク版では、U-zhaanがタブラの音色を用いて楽曲に新たな生命を吹き込み、坂本龍一が「切ない音」を加えることで、原曲とは異なる深みと魅力が生まれました。
坂本はこの作品について、「この曲を、すべての疲れたタブラへ」とユーモアあふれるコメントを残しています。
制作背景とリリース情報
- 制作開始: 2016年夏、渋谷のRed Bull Studios TokyoでU-zhaanがタブラの音だけで冒頭部分を演奏し、それをループするトラックを作成。このトラックが坂本龍一に評価され、新アレンジ版が完成しました。
- リリース日: 2018年9月26日
- 配信プラットフォーム: Spotify、Apple Music、AWAなどのサブスクリプションサービス、およびiTunes Storeやハイレゾ配信でも提供。
「energy flow」の社会的影響
当時、日本はアジア通貨危機や消費税引き上げ(5%)など経済的な困難に直面しており、「energy flow」の癒し効果は多くの人々に支持されました。
また、この楽曲の成功はヒーリング系音楽市場の拡大にも寄与し、「feel」や「image」などのオムニバスアルバムシリーズがベストセラーとなるきっかけとなりました。
U-zhaanとのコラボレーション
U-zhaanはインド伝統楽器タブラの第一人者であり、これまでに矢野顕子や椎名林檎など多くのアーティストとコラボレーションしてきました。
彼が手掛けた「energy flow – rework」は、タブラ特有の複雑なリズムと坂本龍一のピアノが絶妙に融合した作品として高い評価を受けています。
このように、「energy flow – rework」は原曲からさらに進化した形で、多くのリスナーに新しい癒しと感動を提供しました。ぜひ、この楽曲を聴いてその魅力をご体感ください。
以下は、坂本龍一の「エナジー・フロー (Energy Flow)」をYouTubeでご本人の演奏で視聴できるリンクです。
[Energy Flow – 坂本龍一 (公式ピアノ演奏)]
坂本龍一によるピアノ演奏の公式スコアバージョンです。
≫https://www.youtube.com/watch?v=Z6wCGv4LasQ
[Energy Flow – 坂本龍一 (20周年記念MV)]
YouTubeリンク
「BTTB -20th Anniversary Edition-」に合わせて制作されたミュージックビデオ。
これらの動画を通じて、坂本龍一の美しい音楽をお楽しみください。
千のナイフ Thousand Knives
坂本龍一の楽曲「千のナイフ (Thousand Knives)」は、1978年にリリースされた彼のソロデビューアルバム『千のナイフ』のタイトル曲であり、彼の音楽キャリアを象徴する重要な作品です。
この曲は、電子音楽と東洋的な要素が融合した革新的なサウンドで、多くのファンに愛されています。
以下に、この楽曲をYouTubeで視聴できるリンクをいくつかご紹介します。
公式および関連動画
[Thousand Knives (2016 リマスター)]

リマスター版のオリジナル音源を楽しめる公式動画です。
YouTubeリンク
[YMO版 千のナイフ (BGMアルバムより)]
イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)によるセルフカバー版。
YouTubeリンク
楽曲の特徴
冒頭部分: 毛沢東の詩「水調歌頭 重上井岡山」をヴォコーダーで朗読する斬新なイントロ。
音楽的影響: レゲエや賛美歌、ハービー・ハンコックの「Speak Like A Child」などからインスパイアされた要素が含まれています。
演奏者: ギターには渡辺香津美、カスタネットには山下達郎が参加しています。
この楽曲は、坂本龍一が持つ音楽的な多様性と革新性を象徴する作品であり、現在でも多くのリスナーに影響を与え続けています。
ライオット・イン・ラゴス Riot in Lagos
坂本龍一の「ライオット・イン・ラゴス (Riot in Lagos)」は、1980年にリリースされたアルバム『B-2ユニット』に収録された楽曲であり、エレクトロニック音楽やヒップホップの発展に大きな影響を与えた重要な作品です。
この楽曲は、アフロビートやポリリズムの影響を受けつつ、電子音楽の可能性を広げた革新的なサウンドが特徴です。
楽曲の特徴と背景
制作背景: 「ライオット・イン・ラゴス」は、坂本がイギリスのロンドンでレゲエアーティストのデニス・ボーヴェルとともに制作。完成間もないスタジオ「80スタジオ」で録音されました。
音楽的影響: ナイジェリアのアフロビート創始者フェラ・クティやドラマーのトニー・アレンからインスピレーションを受けた複雑なリズム構成が特徴。
技術的革新: Prophet-5シンセサイザーを使用し、ワンコード進行とポリリズムを組み合わせたシンプルながらも斬新な構成。
評価と影響
音楽史への貢献
この曲は、エレクトロやヒップホップの基礎を築いた作品とされ、アフリカ・バンバータやマントロニクスなど多くのアーティストに影響を与えました。
2011年には『The Guardian』で「ダンス音楽史における50の重要な出来事」の一つとして選ばれています。
YMOとの関係
細野晴臣が「奇跡的な出来」と称賛し、1980年のYMOワールドツアー「FROM TOKIO TO TOKYO」のオープニング曲として採用されました。
再評価と再リリース
2004年にはピアノ多重録音版が制作されるなど、異なる形で再解釈され続けています。
YouTubeで視聴可能なリンク
- Riot in Lagos (2005 Remaster)
高品質なリマスター版で原曲の魅力を堪能できます。 - Riot in Lagos Live RJF05
ライブパフォーマンス版で臨場感ある演奏が楽しめます。
「ライオット・イン・ラゴス」は、坂本龍一が持つ革新性と実験精神を象徴する作品であり、その後の音楽シーンに多大な影響を与えました。
アクア Aqua
坂本龍一の「Aqua」は、1998年リリースのアルバム『BTTB(Back To The Basic)』に収録された楽曲で、シンプルながらも深い感情を湛えたピアノソロ作品です。
この曲は、坂本が娘・坂本美雨さんの誕生を祝うために作曲したとされ、生命の源である「水」を象徴するタイトルが付けられています。
楽曲の特徴
構成とメロディ: 「Aqua」は非常にシンプルなコード進行と穏やかな旋律が特徴で、聴く人に安らぎを与えるような音楽です。その透明感のある音色は、水の流れや波紋を連想させます。
制作背景: 坂本はこの曲について、「娘のアルバム用に作った曲で、自分ではあまり作らないタイプの素直な曲」と語っています。
哲学的な要素: 曲全体を通じて、シンプルさと深さが共存しており、坂本龍一の音楽的技巧と感受性が光ります。
社会的背景
「Aqua」が収録された『BTTB』は、日本国内でオリコン18位を記録し、ピアノ音楽に焦点を当てたアルバムとして多くのファンに愛されました。
当時、日本はバブル崩壊後の不況期にあり、このような癒し系音楽は特に注目されました。
YouTubeで視聴可能なリンク
Aqua – 坂本龍一 (Opusより)
坂本龍一最後のピアノソロコンサート作品『Opus』からの演奏映像。
Aqua – 坂本龍一 (公式音源)
高品質な公式音源で原曲の美しさを堪能できます。
「Aqua」は、坂本龍一が持つ音楽性と家族への愛情が込められた特別な楽曲です。
い・け・な・いルージュマジック
「い・け・な・いルージュマジック」は、1982年にリリースされた忌野清志郎と坂本龍一によるコラボレーションシングルで、資生堂の春のキャンペーンソングとしても使用されました。
この楽曲は、忌野清志郎の自由奔放なボーカルと坂本龍一の洗練された音楽センスが融合した、当時としては非常に斬新な作品です。
楽曲の背景と特徴
制作のきっかけ: 資生堂から依頼を受けたプロデューサー牧村憲一が「坂本龍一と忌野清志郎のジョイント」を提案したことが始まりです。坂本は即座に承諾し、忌野との交渉を経て実現しました。
タイトルの変更: 当初は「すてきなルージュマジック」という仮タイトルでしたが、二人の独断で「い・け・な・いルージュマジック」に変更されました。
音楽的特徴: 坂本がドラムやベース、シンセサイザーを担当し、仲井戸麗市(RCサクセション)がギターで参加。グラムロックやT-REXの影響を受けたサウンドが特徴です。
リリースと成功
発売日: 1982年2月14日
売上: リリースから2ヶ月で50万枚を記録し、オリコン週間チャート1位を獲得。
CMタイアップ: 資生堂のキャンペーンソングとして使用され、曲とともに奇抜なメイクや衣装が話題となりました。
YouTubeで視聴可能なリンク
い・け・な・いルージュマジック – 忌野清志郎+坂本龍一 (1982年)
忌野清志郎と坂本龍一による当時のパフォーマンス映像。
い・け・な・いルージュマジック – 忌野清志郎+坂本龍一(ライブ映像)
ライブバージョンで臨場感ある演奏を楽しめます。
その他のエピソード
撮影秘話: プロモーションビデオ撮影では、現金を使用したシーンがあり、一部が紛失するというエピソードも話題になりました。
文化的影響: 男性がメイクをするというテーマは当時としては革新的で、「お化粧ロック」として注目されました。
この楽曲は、異なるジャンルで活躍していた二人のアーティストが化学反応を起こした象徴的な作品です。
The Last Emperor
「The Last Emperor(ラストエンペラー)」は、1987年公開の映画『ラストエンペラー』のために坂本龍一が作曲したサウンドトラックで、彼のキャリアを象徴する重要な作品です。
この映画音楽は、アカデミー賞作曲賞をはじめ、ゴールデングローブ賞やグラミー賞など数々の国際的な音楽賞を受賞し、坂本龍一が世界的な作曲家として認知されるきっかけとなりました。
楽曲の特徴と背景
映画と音楽の融合: 映画『ラストエンペラー』は清朝最後の皇帝、愛新覚羅溥儀の波乱に満ちた生涯を描いた歴史大作であり、その壮大なテーマにふさわしい音楽が求められました。坂本龍一はこの作品で、東洋的な旋律と西洋的なオーケストレーションを融合させた独特の音楽を作り上げました。
共同制作: サウンドトラックには、トーキング・ヘッズのデヴィッド・バーンや中国人作曲家の蘇聡も参加しており、それぞれが異なる楽曲を提供しています。坂本龍一は主に静謐で感情的な楽曲を担当しました。
代表的な楽曲:
「The Last Emperor (Theme)」: 映画のエンドロールで流れるテーマ曲。転調を多用した構成が特徴で、東洋音階と近代和声が見事に調和しています。
「Rain (I Want a Divorce)」: ベルトルッチ監督が最も気に入ったとされる楽曲で、劇中の感動的な別れのシーンを彩ります。
受賞歴
- アカデミー賞 作曲賞(1988年)
- ゴールデングローブ賞 最優秀オリジナルスコア
- グラミー賞 映画・テレビ音楽部門
- 英国アカデミー賞 作曲賞
これらの受賞により、坂本龍一はアジア人として初めてアカデミー作曲賞を受賞する快挙を達成しました。
YouTubeで視聴可能なリンク
The Last Emperor (Theme) – 坂本龍一
オリジナルサウンドトラックから公式音源。
The Last Emperor (Live at NYC)
ニューヨーク公演でのライブ演奏映像。
Rain from The Last Emperor – Live
劇中曲「Rain」のライブ演奏。
映画と音楽の評価
『ラストエンペラー』は映画としても高く評価されており、アカデミー作品賞や監督賞など合計9部門で受賞しました。坂本龍一自身も甘粕正彦役で出演し、その存在感を示しました。
この映画音楽は、映画全体の雰囲気を深めるだけでなく、単独でも多くのリスナーに感動を与えています。
坂本龍一が遺したこの名作は、時代を超えて愛され続ける音楽遺産です。
第67回グラミー賞/数々の国際的な音楽賞
坂本龍一さんの作品、第67回米グラミー賞受賞逃す
以下の記事を補足情報や関連情報を融合し、数値を多く用いて強化した内容を提案します。
坂本龍一の『Opus』、グラミー賞受賞ならず
2025年2月2日、第67回グラミー賞の授賞式が米ロサンゼルスで開催され、2023年3月に亡くなった坂本龍一さんの最後のピアノ演奏を収録したアルバム『Opus』が「最優秀ニューエイジ、アンビエント、チャントアルバム」部門でノミネートされました。
しかし、受賞は日本人チェロ奏者エル・マツモトさんらが参加した『Triveni』に渡りました。
『Opus』の意義と背景
収録内容: 『Opus』には坂本龍一が生涯で手掛けた代表曲20曲が収録されています。これには「Merry Christmas Mr. Lawrence」や「The Last Emperor」、YMO時代の「Tong Poo」などが含まれています。
制作時期: 2022年9月に東京・NHKスタジオ509で収録され、坂本さん自身が選曲と構成を手掛けました。
映画としての公開: 『Opus』はコンサート映画としても制作され、2023年9月にヴェネチア国際映画祭で初上映されました。その後、ニューヨーク映画祭や東京国際映画祭などでも上映され、韓国では公開10日間で4万人以上を動員しました。
坂本龍一とグラミー賞
坂本龍一さんはこれまでに数々の国際的な音楽賞を受賞しており、『The Last Emperor』のサウンドトラックで1988年にアカデミー賞とグラミー賞(最優秀サウンドトラックアルバム)を受賞しています。
また、『The Revenant』(2015年)でもグラミー賞にノミネートされるなど、その功績は世界的に認められています
坂本龍一の数々の国際的な音楽賞

坂本龍一さんは、数々の国際的な音楽賞を受賞し、その功績は世界中で高く評価されています。以下に、彼が受賞した主な賞を紹介します。
主な受賞歴
アカデミー賞
- 1988年: 映画『ラストエンペラー』で作曲賞を受賞。日本人として初めての快挙であり、映画音楽における世界的評価を確立しました。
グラミー賞
- 1989年: 『ラストエンペラー』で最優秀オリジナル映画音楽アルバム賞を受賞。
- 2017年: 映画『レヴェナント 蘇えりし者』で最優秀スコア・サウンドトラック部門にノミネート。
ゴールデングローブ賞
- 1988年: 『ラストエンペラー』で最優秀作曲賞を受賞。
- 2016年: 『レヴェナント 蘇えりし者』で最優秀作曲賞にノミネート。
英国アカデミー賞(BAFTA)
- 1983年: 映画『戦場のメリークリスマス』で音楽賞を受賞。
アジア太平洋映画賞
- 2012年: 国際映画製作者連盟賞を受賞。
その他の特別な栄誉
- フランス政府から「芸術文化勲章オフィシエ」を授与。
- ブラジル政府から「リオ・ブランコ国家勲章」を授与。
ノミネート歴
2025年、第67回グラミー賞「最優秀ニューエイジ、アンビエント、チャントアルバム」部門に『Opus』がノミネートされるも惜しくも受賞を逃しました。
2016年、第88回アカデミー賞では『レヴェナント 蘇えりし者』がノミネートされるなど、晩年まで活躍を続けました。
坂本さんの受賞歴は、単なる音楽家としてだけでなく、映画音楽や環境問題への取り組みなど多岐にわたる活動への評価でもあります。
彼が手掛けた作品は30以上の映画音楽を含み、その多くが国際的な評価を得ています。
また、彼の革新的なサウンドは、多くのアーティストや映画監督にインスピレーションを与え続けています。
【まとめ】坂本龍一 代表曲 YouTubeで聴く!「戦場のメリークリスマス」ほか厳選名作
この記事では、彼の代表曲「戦場のメリークリスマス」をはじめ、「エナジー・フロー」や「千のナイフ」、「ライオット・イン・ラゴス」など、坂本龍一さんが残した名作をYouTubeで楽しむ方法をご紹介しました。
これらの楽曲は、彼が持つ多彩な音楽性と革新性を象徴しており、映画音楽から電子音楽、ピアノソロまで幅広いジャンルでその才能を発揮しています。
また、坂本龍一さんは2025年の第67回グラミー賞でアルバム『Opus』がノミネートされながらも受賞を逃しましたが、過去には映画『ラストエンペラー』でアカデミー賞作曲賞やグラミー賞を受賞するなど、数々の国際的な音楽賞を獲得しています。
特にアカデミー賞では日本人初の受賞者となり、その後もゴールデングローブ賞や英国アカデミー賞などで評価されるなど、世界的な音楽家として広く認められてきました。
坂本龍一さんが遺した音楽遺産は、これからも世代を超えて語り継がれることでしょう。ぜひYouTubeを通じてその魅力を再発見し、彼の音楽世界に浸ってみてください。