「マイナカードを作りたいけれど、手続きが難しそう…」
「スマホで申請できるって聞いたけど、具体的にどうすればいいの?」
「市役所には何を持っていけばいいんだろう?」
マイナンバーカード(以下、マイナカード)の申請について、こんな悩みや疑問をお持ちではないでしょうか。
マイナカードは、身分証明書として使えるだけでなく、健康保険証としての利用(マイナ保険証)や、コンビニでの各種証明書発行など、活用の場が広がっています。しかし、いざ「マイナカードを作るにはどうしたら?」と調べ始めると、申請方法が複数あったり、「交付申請書」や「交付通知書」といった聞き慣れない言葉が出てきたりして、戸惑ってしまう方も少なくありません。
この記事では、最新の情報を基に、マイナカードを作りたいと考えるあなたが迷わず手続きを完了できるよう、申請から市役所での受け取りまでの一連の流れを、図解のように分かりやすく徹底解説します。
この記事を読めば、あなたに最適な申請方法が見つかり、必要なものを漏れなく準備して、スムーズにマイナカードを手に入れることができます。
この記事でわかること
- あなたに合ったマイナカードの申請方法4つ
- スマホ申請と市役所での受け取りの具体的な手順
- 「交付申請書」がない場合の対処法
- 申請から受け取りまでに必要なもの全リスト
マイナカードを作るには?4つの申請方法と「交付申請書」の準備

<この章の目次>
- マイナカードはどこで作る?4つの申請方法(スマホ・PC・郵送・まちなか)
- 【推奨】スマホ(オンライン申請)での簡単な作り方
- 「交付申請書」がない場合はどうする?再発行と入手方法
- 郵送やまちなかの証明写真機での申請手順
マイナカードを作るための第一歩は「申請」です。申請方法は大きく分けて4つあり、ご自身の状況に合わせて選ぶことができます。まずは、どの方法が自分に合っているか確認しましょう。
マイナカードはどこで作る?4つの申請方法(スマホ・PC・郵送・まちなか)
マイナカードの申請は、主に以下の4つの方法で行うことができます。申請自体は市役所に行かなくても完了できる方法が主流です。
| 申請方法 | 手軽さ | 必要なもの(主なもの) | おすすめな人 |
| 1. スマートフォン | ◎ | ・スマホ ・交付申請書(QRコード) ・顔写真データ | 最も手軽で早く申請したい人 |
| 2. パソコン | 〇 | ・PC ・交付申請書(申請書ID) ・顔写真データ | スマホ操作が苦手だが自宅で申請したい人 |
| 3. 郵送 | △ | ・交付申請書(紙) ・顔写真(紙) ・送付用封筒 | ネット操作が不安で、紙で確実に申請したい人 |
| 4. まちなかの証明写真機 | 〇 | ・交付申請書(QRコード) | 外出ついでに顔写真撮影と申請を済ませたい人 |
ご覧の通り、「どこで作るか」といっても、必ずしも市役所の窓口で申請手続きを行う必要はありません。現在、最も多く利用されているのは、自宅で完結するスマートフォンでの申請です。
【推奨】スマホ(オンライン申請)での簡単な作り方
最もおすすめなのが、スマートフォンを使ったオンライン申請です。手元に「交付申請書(個人番号カード交付申請書)」があれば、5分程度で申請が完了します。
スマホ申請の簡単なステップ
- 交付申請書の準備:
マイナンバーの「通知カード」または「個人番号通知書」と一緒に送られてきている、QRコードが印刷された「交付申請書」を用意します。 - 顔写真の準備:
スマートフォンのカメラで、規定(無帽、無背景、正面など)に沿った顔写真を撮影します。事前に撮影しておくとスムーズです。 - 申請サイトへアクセス:
交付申請書のQRコードをスマホで読み取り、申請用WEBサイトにアクセスします。
(参考: マイナンバーカード総合サイト 申請方法) - 情報入力:
画面の指示に従い、氏名、メールアドレス、生年月日などを入力します。 - 顔写真の登録:
用意しておいた顔写真データをアップロードします。 - 申請完了:
入力内容を確認し、申請を完了させます。登録したメールアドレスに申請受付完了のメールが届けばOKです。
H4:スマホ申請のメリットと注意点
スマホ申請の最大のメリットは、市役所の開庁時間に関わらず、24時間いつでもどこでも申請できる手軽さです。また、郵送代や証明写真代もかかりません。
ただし、顔写真の規格には注意が必要です。背景に柄があったり、前髪が目にかかっていたりすると、不備として再申請が必要になる場合があります。必ず公式サイトの顔写真のチェックポイントを確認しましょう。
「交付申請書」がない場合はどうする?再発行と入手方法
「スマホ申請が便利そうだけど、肝心の『交付申請書』が見当たらない…」
そんな場合でも、マイナカードを作るにはいくつかの対処法があります。
「交付申請書がない」主な理由と対処法
紛失した場合:
- オンラインで再発行: マイナンバーカード総合サイトの交付申請書再送付申請ページから、マイナンバー(12桁)を入力して再発行を依頼できます。
- 市役所で再発行: お住まいの市区町村の窓口で、本人確認書類(免許証など)を提示すれば、新しい交付申請書(QRコード付き)を発行してもらえます。
QRコードや申請書IDが不明な場合:
- 上記と同様に、市役所窓口での再発行が確実です。
手書き用の交付申請書を入手する:
- マイナンバーカード総合サイトから、手書き用の交付申請書(PDF)をダウンロードすることも可能です。ただし、この場合はご自身のマイナンバー(12桁)を正確に記入する必要があります。
交付申請書は、マイナカードを作るための「申込用紙」です。特にオンライン申請(スマホ・PC)を利用する場合は、そこに記載された申請書ID(23桁の数字)またはQRコードが必須となります。
郵送やまちなかの証明写真機での申請手順
スマホやパソコン操作が苦手な方は、従来通りの郵送申請も可能です。
郵送申請の場合
- 交付申請書(紙)に必要事項を記入します。
- 規定に沿った顔写真(縦4.5cm×横3.5cm)を裏面に貼り付けます。
- 同封の送付用封筒(差出有効期間切れでも利用可)、または封筒材料ダウンロードページで作成した封筒に入れ、ポストに投函します。
まちなかの証明写真機の場合
一部の証明写真機は、マイナンバーカード申請に対応しています。
- 交付申請書(QRコード付き)を持参します。
- 写真機のメニューで「マイナンバーカード申請」を選択します。
- QRコードをかざし、画面の指示に従って写真撮影と必要事項の入力を進めます。
これらの方法でも申請は可能ですが、申請から交付(受け取り)までの期間は、スマホ申請と大きくは変わりません。
マイナカードを作るには市役所での受け取りが必須!必要なものと流れ
- 申請からどれくらい?交付通知書(はがき)が届くまで
- マイナカードの市役所での受け取り方と当日の流れ
- 市役所へ行く前に確認!受け取りに必要なものリスト
- マイナカードを「すぐ欲しい」!即日発行は可能か?
- 総まとめ:「マイナカード 作るには」で押さえるべき重要点
申請が完了したら、次は市役所(または指定の交付会場)での「受け取り」です。申請方法に関わらず、マイナカードの受け取りは、原則として本人が市役所の窓口に出向く必要があります。これが、マイナカードを作る上での最後のステップです。
申請からどれくらい?交付通知書(はがき)が届くまで
スマホや郵送で申請が完了してから、おおむね1ヶ月程度で、お住まいの市区町村から「交付通知書」(正式名称:個人番号カード交付・電子証明書発行通知書 兼 照会書)というはがきが自宅に郵送されます。
このはがきは、「あなたのマイナカードができましたので、市役所に取りに来てください」というお知らせです。これが届かない限り、市役所に行ってもカードを受け取ることはできません。
申請が集中している時期は、1ヶ月半~2ヶ月程度かかる場合もあります。申請受付完了メールなどに記載されている受付番号で、申請状況照会サービス(マイナンバーカード総合サイト)にて進捗を確認することも可能です。
マイナカードの市役所での受け取り方と当日の流れ
交付通知書(はがき)が届いたら、いよいよ市役所へ受け取りに行きます。自治体によっては、混雑緩和のために事前の来庁予約(電話またはインターネット)が必要な場合があります。はがきや自治体のホームページを必ず確認しましょう。
市役所での受け取り(作り方)の流れ
- 予約(必要な場合):
交付通知書に記載の方法で、受け取り日時を予約します。 - 窓口へ:
予約日時に、必要なものを持参して指定の窓口(市民課、マイナンバー特設会場など)へ行きます。 - 本人確認:
持参した「交付通知書」と「本人確認書類」を提示し、本人確認を受けます。 - 暗証番号の設定:
窓口に設置された端末で、マイナカードに設定する4種類(または3種類)の暗証番号を自分で入力します。 - カード受け取り:
職員が暗証番号を設定し、カードを交付してくれます。顔写真と本人に相違がないか最終確認があります。
H4:非常に重要!4種類の暗証番号
当日、その場で4種類の暗証番号(パスワード)を決める必要があります。混雑している窓口で焦らないよう、事前に考えておくことを強く推奨します。
署名用電子証明書(e-Taxなど)
英数字6文字以上16文字以下(英字は大文字、英字・数字の両方が必要)
利用者証明用電子証明書(マイナポータル、コンビニ交付など)
数字4桁
住民基本台帳事務用
数字4桁
券面事項入力補助用
数字4桁
※2~4は同じ暗証番号に設定することも可能です。
市役所へ行く前に確認!受け取りに必要なものリスト
市役所での受け取り(作り方)で最も重要なのが「必要なもの」です。一つでも不備があると、その日はカードを受け取れず、出直すことになります。
受け取りに必要なもの(本人が行く場合)
① 交付通知書(はがき)
自宅に届いたもの。回答書欄に住所・氏名を記入しておきましょう。
② 本人確認書類
(A)から1点(運転免許証、パスポート、在留カードなど顔写真付きのもの)
(A)がない場合:「(B)から2点」(健康保険証、年金手帳、社員証、学生証など「氏名・生年月日」または「氏名・住所」が記載されたもの)
③ 通知カード(緑色の紙製のもの・お持ちの方のみ)
マイナカードと引き換えに返納します。紛失した場合は窓口で申し出てください。
④ 住民基本台台帳カード(お持ちの方のみ)
マイナカードと引き換えに返納します。
特に重要なのは「本人確認書類」です。(A)の顔写真付き身分証がない場合、(B)の組み合わせ(例:健康保険証+年金手帳)が必要になるため、横浜市の例など、お住まいの自治体のホームページで「本人確認書類として認められるもの」を必ず確認してください。
マイナカードを「すぐ欲しい」!即日発行は可能か?
「申請したら、その日のうちにすぐ欲しい」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、残念ながらマイナカードの即日発行は原則としてできません。
マイナカードは、申請を受けてからJ-LIS(地方公共団体情報システム機構)という国の機関が一括して製造しています。その後、各市区町村に送付され、交付準備が整ってから交付通知書が発送されます。
そのため、申請から受け取りまで、どれだけ早くても約1ヶ月は必要となります。
ただし、例外として「申請時来庁方式」を採用している一部の自治体があります。
これは、申請時に市役所の窓口へ本人が出向き、本人確認や顔写真撮影を済ませることで、後日カードを「本人限定受取郵便」で自宅に郵送してもらう方法です。
この方法でも、申請から受け取りまで約1ヶ月はかかりますが、市役所へ行く回数が1回で済むメリットがあります。
総まとめ:「マイナカード 作るには」で押さえるべき重要点
最後に、「マイナカード 作るには」と調べているあなたが、確実に手続きを完了させるための重要なポイントをまとめます。
- マイナカードの申請方法は4つある
- スマホ申請が最も手軽で推奨される
- スマホ申請には交付申請書のQRコードか申請書IDが必要
- 交付申請書がない場合は市役所やWebで再発行できる
- 申請後約1ヶ月で交付通知書のはがきが届く
- 受け取りは原則本人が市役所窓口で行う
- 市役所での受け取りには予約が必要な場合がある
- 受け取り時の持ち物不備はカード交付不可となる
- 本人確認書類はAパターンかBパターンかを事前確認
- 受け取り時に4種類の暗証番号設定が必要
- 暗証番号は事前に考えておくとスムーズ
- マイナカードをすぐ欲しいと思っても即日発行はできない


