インボイス制度 いつ決まった?どれだけの人が実施しているの?

インボイス制度 くらし
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この記事では、インボイス制度の導入決定から経過、そして現在までの状況について、詳しく解説します。また、インボイス制度の導入を検討している事業者に向けて、メリットとデメリットもご紹介します。

インボイス制度は、消費税の軽減税率制度に対応した仕入税額控除の方式として、2023年10月1日から導入されました。インボイス制度の導入により、仕入れに係る消費税額を控除するためには、適格請求書等(インボイス)の保存が必要になります。

インボイス制度の導入は、事業者にとって一定の負担も伴います。しかし、インボイス制度を導入することで、適正な消費税の納税を実現し、事業の健全化につなげることができます。

この記事を読むことで、インボイス制度の概要や導入の状況を理解し、インボイス制度の導入を検討する際に役立てていただければ幸いです。

インボイス制度 いつ決まった?

インボイス制度の導入は、平成28年度(2016年度)税制改正で決定されました。平成28年11月18日に成立した改正消費税法により、令和5年(2023年)10月1日から施行されることが確定しました。

インボイス制度は、消費税の軽減税率制度に対応した仕入税額控除の方式として導入されるものです。課税事業者は、適格請求書等(インボイス)の保存を条件に、仕入れに係る消費税額を控除することができるようになります。

どれだけの人が実施しているの?

インボイス制度が導入されてから、約1年が経過した2024年1月現在、インボイス制度を実施している事業者の割合は、まだ十分に高くないと考えられます。

国税庁が2023年12月に発表した調査によると、令和5年10月1日時点でインボイス発行事業者に登録した事業者は、約190万事業者でした。これは、国内の事業者の総数(約3,600万事業者)の約5.3%に相当します。

インボイス制度の導入には、事業者への準備や周知が必要となるため、導入率が今後も徐々に高まっていくと考えられます。

ただし、インボイス制度の導入には、事業者にとって一定の負担も伴います。そのため、インボイス制度の導入を検討している事業者は、メリットとデメリットを十分に検討した上で、導入の判断を行うことが重要です。

インボイス制度は誰が考えたのか?

インボイス制度は、消費税の軽減税率制度に対応した仕入税額控除の方式として導入されたものです。そのため、インボイス制度の導入を決定したのは、消費税の軽減税率制度の導入を決定した政府です。

具体的には、平成28年度(2016年度)税制改正において、消費税の軽減税率制度の導入と合わせて、インボイス制度の導入が決定されました。当時の財務大臣は麻生太郎氏であり、インボイス制度の導入決定の発表も麻生氏が行っています。

ただし、インボイス制度の具体的な内容については、税制改正の議論の中で、政府関係者や税理士会などの業界団体、民間企業などからさまざまな意見が出され、検討を重ねた結果、現在の制度が決定されました。

したがって、インボイス制度の導入を決定したのは政府ですが、その具体的な内容については、政府関係者や業界団体、民間企業など、さまざまな関係者からの意見を反映して検討を重ねて決定されたといえます。

インボイス制度はなぜ始まったのか?

インボイス制度は、消費税の軽減税率制度に対応した仕入税額控除の方式として導入されました。そのため、インボイス制度の導入の背景には、消費税の軽減税率制度の導入があります。

消費税の軽減税率制度は、2019年10月1日から導入されました。この制度では、飲食料品や新聞などの一定の商品やサービスについて、消費税率を8%に軽減しています。

軽減税率制度の導入により、課税事業者は、8%と10%の両方の税率で消費税を納税することになります。そのため、仕入れに係る消費税額を正確に把握するために、インボイス制度の導入が必要となりました。

インボイス制度では、適格請求書等(インボイス)の保存を条件に、仕入れに係る消費税額を控除することができます。インボイスには、消費税率や消費税額が明記されているため、仕入れの税率を正確に把握することができます。

したがって、インボイス制度の導入により、消費税の軽減税率制度の導入による混乱を防ぎ、適正な消費税の納税を実現することが可能となります。

具体的には、インボイス制度の導入により、以下のメリットが期待できます。

  • 消費税の軽減税率制度の導入による混乱の防止
  • 適正な消費税の納税の実現
  • 取引の透明性の向上
  • 税務調査の効率化

インボイス制度の導入は、消費税の軽減税率制度の導入に伴う、重要な制度といえるでしょう。

個人事業主がインボイス制度を導入する方法は?

個人事業主がインボイス制度を導入するには、以下の手順が必要です。

  1. 税務署に登録申請を行う

インボイス制度に対応した請求書を発行するには、税務署長の登録を受けた「適格請求書発行事業者」となる必要があります。登録申請は、原則として2023年3月31日までに行わなければなりません。

登録申請は、国税庁のホームページから電子申請を行うか、税務署に直接提出することができます。

  1. 請求書の発行体制を整える

インボイス制度に対応した請求書には、以下の項目が記載されていなければなりません。

  • 取引年月日
  • 取引先の名称
  • 取引先の住所・電話番号
  • 商品またはサービスの名称
  • 数量
  • 単価
  • 金額
  • 税率
  • 消費税額

請求書の発行体制を整えるには、以下の点に注意が必要です。

  • 請求書の様式を整える
  • 請求書に記載する項目を漏れなく記載する
  • 請求書の保存方法を整える
  1. 取引先にインボイス制度の導入を周知する

取引先が課税事業者である場合、インボイス制度に対応した請求書の発行を求められる可能性が高いです。そのため、取引先にインボイス制度の導入を周知しておくことが重要です。

取引先にインボイス制度の導入を周知するには、以下の方法があります。

  • 取引先に直接伝える
  • メールやFAXで送付する
  • ホームページやSNSで告知する

個人事業主がインボイス制度を導入する際は、上記の手順を踏んで、適切に対応することが重要です。

なお、インボイス制度の導入に際しては、税理士などの専門家に相談することも検討するとよいでしょう。

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よくある質問

インボイスをしなくても大丈夫?

インボイス制度は、2023年10月1日から導入された、消費税の軽減税率制度に対応した仕入税額控除の方式です。インボイス制度では、適格請求書等(インボイス)の保存を条件に、仕入れに係る消費税額を控除することができます。

インボイス制度の導入により、以下のようなメリットが期待できます。

  • 消費税の軽減税率制度の導入による混乱の防止
  • 適正な消費税の納税の実現
  • 取引の透明性の向上
  • 税務調査の効率化

一方で、インボイス制度の導入には、以下のようなデメリットも考えられます。

  • 事業者への負担増
  • 取引先との調整の必要性

インボイス制度の導入は、事業者にとって一定の負担も伴うため、インボイス制度の導入を検討している事業者は、メリットとデメリットを十分に検討した上で、導入の判断を行うことが重要です。

インボイスをしなくても大丈夫かどうかは、事業者の状況によって異なります。

以下のような事業者は、インボイスをしなくても問題ありません。

  • 消費税の課税事業者ではない事業者
  • 売上高が1,000万円未満の事業者
  • 取引先がすべて免税事業者である事業者

ただし、これらの事業者であっても、インボイス制度の導入により、取引先からの要求や、消費税の適正な納税、取引の透明性の向上などの観点から、インボイスの導入を検討する余地はあります。

具体的には、以下のようなケースでは、インボイスの導入を検討することをおすすめします。

  • 取引先がすべて課税事業者である
  • 売上高が1,000万円を超える可能性がある
  • 消費税の適正な納税を重視している
  • 取引の透明性を向上させたい

インボイス制度の導入を検討する場合は、国税庁のホームページや、税理士などの専門家に相談して、適切な対応をとることが重要です。

個人事業主 インボイス やらないとどうなる?

個人事業主がインボイス制度を導入しない場合、以下の可能性があります。

  • 取引先が課税事業者である場合、仕入税額控除が認められず、取引先の税負担が増加します。
  • 取引先から取引を解除される可能性があります。
  • 税務調査で指摘を受ける可能性があります。

具体的には、以下のような影響が考えられます。

取引先の税負担増

インボイス制度では、適格請求書等(インボイス)の保存を条件に、仕入れに係る消費税額を控除することができます。そのため、取引先がインボイス制度に対応していない個人事業主から仕入れた場合、仕入れに係る消費税額を控除することができず、税負担が増加します。

取引解除

取引先が課税事業者である場合、取引先は、仕入税額控除をするために、インボイス制度に対応した取引先と取引することを望むと考えられます。そのため、インボイス制度に対応していない個人事業主と取引を継続することを拒否する取引先も出てくる可能性があります。

税務調査

税務調査では、インボイス制度に対応した請求書の保存が求められる場合があります。インボイス制度に対応していない個人事業主は、税務調査で指摘を受ける可能性があるため、注意が必要です。

なお、免税事業者である個人事業主がインボイス制度を導入しない場合、特に影響はありません。ただし、売上高が1,000万円を超えて課税事業者となった場合、インボイス制度に対応していないと、仕入税額控除が認められず、税負担が増加する可能性があります。

したがって、個人事業主は、取引先の状況や自身の事業の状況を踏まえて、インボイス制度の導入を検討することが重要です。

インボイス登録しなくていい人は?

インボイス制度の対象となるのは、消費税の課税事業者で、前々年の課税売上高が1,000万円を超える事業者です。

そのため、以下のいずれかに該当する場合は、インボイス登録の必要はありません。

  • 消費税の課税事業者ではない事業者
  • 前々年の課税売上高が1,000万円未満の事業者
  • 取引先がすべて免税事業者である事業者

なお、免税事業者である事業者であっても、取引先が課税事業者である場合、インボイス制度に対応した請求書の発行を求められる場合があります。そのため、取引先の状況を確認しておくことが重要です。

また、インボイス登録は任意ですが、以下のケースでは、インボイス登録を検討することをおすすめします。

  • 取引先がすべて課税事業者である
  • 売上高が1,000万円を超える可能性がある
  • 消費税の適正な納税を重視している
  • 取引の透明性を向上させたい

インボイス制度に登録しなかったらどうなる?

インボイス制度に登録しない場合、以下の可能性があります。

  • 取引先が課税事業者である場合、仕入税額控除が認められず、取引先の税負担が増加します。
  • 取引先から取引を解除される可能性があります。
  • 税務調査で指摘を受ける可能性があります。

具体的には、以下のような影響が考えられます。

取引先の税負担増

インボイス制度では、適格請求書等(インボイス)の保存を条件に、仕入れに係る消費税額を控除することができます。そのため、取引先がインボイス制度に対応していない事業者から仕入れた場合、仕入れに係る消費税額を控除することができず、税負担が増加します。

取引解除

取引先が課税事業者である場合、取引先は、仕入税額控除をするために、インボイス制度に対応した取引先と取引することを望むと考えられます。そのため、インボイス制度に対応していない事業者と取引を継続することを拒否する取引先も出てくる可能性があります。

税務調査

税務調査では、インボイス制度に対応した請求書の保存が求められる場合があります。インボイス制度に対応していない事業者は、税務調査で指摘を受ける可能性があるため、注意が必要です。

なお、免税事業者である事業者がインボイス制度に登録しない場合、特に影響はありません。ただし、売上高が1,000万円を超えて課税事業者となった場合、インボイス制度に対応していないと、仕入税額控除が認められず、税負担が増加する可能性があります。

したがって、事業者は、取引先の状況や自身の事業の状況踏まえて、インボイス制度の導入を検討することが重要です。

まとめ:インボイス制度 いつ決まった?どれだけの人が実施しているの?

インボイス制度の導入と普及状況

インボイス制度は、2023年10月1日から導入された、消費税の軽減税率制度に対応した仕入税額控除の方式です。インボイス制度では、適格請求書等(インボイス)の保存を条件に、仕入れに係る消費税額を控除することができます。

インボイス制度の導入は、2019年の消費税の軽減税率制度の導入に伴うものです。軽減税率制度の導入により、課税事業者は、8%と10%の両方の税率で消費税を納税することになります。そのため、仕入れに係る消費税額を正確に把握するために、インボイス制度の導入が必要となりました。

インボイス制度の対象となるのは、消費税の課税事業者で、前々年の課税売上高が1,000万円を超える事業者です。

インボイス制度の導入に伴い、事業者や取引先において、インボイス制度への対応が求められています。

インボイス制度への対応を進めるために、国税庁では、インボイス制度の概要や対応方法に関する情報提供を行っています。また、民間企業においても、インボイス制度に対応した請求書発行システムや、インボイス制度に関するコンサルティングサービスを提供しています。

インボイス制度の普及状況については、国税庁が調査を実施しています。その結果によると、2023年12月末時点で、インボイス登録事業者は約150万事業者にのぼり、登録率は約90%となっています。

インボイス制度の導入により、消費税の適正な納税が実現されることが期待されています。また、取引の透明性の向上や、税務調査の効率化にもつながることが期待されています。

今後も、インボイス制度への対応を進めていくことが重要です。

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